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男も盛れる「HUAWEI Mate 10 Pro」のフロントカメラ

【HUAWEI Mate 10 Pro】

 「HUAWEI Mate 10 Pro」を買いました。発売されたら即買おうと思いつつ、8万9800円(税別)という価格を見て、日和っていたのですが……。Facebook上で「買ったよ~!」とアピールしている友達がうらやましく、写真を撮る機会が増えそうな年末年始に向けて、やっぱりMate 10 Proがあったほうが楽しいだろうなぁと。ジャーナリストの石野純也さんに「gooSimsellerで買うと安いよ」と教えてもらい、OCNモバイルONEのSIMとのセットで6万9800円(税別)で入手しました。

 筆者は11月にiPhone Xを購入したばかりです。iPhone Xのカメラの性能も素晴らしく、料理を撮ったり、景色を撮ったりするには十分満足できそうだったのですが、唯一不満に感じることがありました。それは自撮りの画質です。

 50代のオッサンですし、自分を撮ることなんて、ほとんどないのですが、iPhone Xには「ポートレートモード」があるじゃないですか。しかも、フロントカメラでスタジオ照明のような効果を加えられる「ポートレートライティング」が使えるっていうじゃないですか。ならば、こんな僕でも、かっこよく撮れるのではないかと。そう思っていたわけです。

 ですが、実際に撮ってみるとガッカリ。いや、iPhoneが悪いわけではないんです。iPhoneのカメラは、僕を僕のままで撮ってくれるんです。現実に向き合わせてくれるんです。

 Mate 10 Proは、フロントカメラもライカ製。背景をぼかす「ポートレートモード」でも撮影できるし、肌をきれいに補正する「ビューティレベル」も調整できます。これは、今まで使っていたHUAWEI P10 Plusにも搭載されていた機能なのですが、補正の度合いがちょうどいいんですよ。自分の顔の輪郭や特徴はそのままに、経年劣化による肌荒れだけを補正してくれるというか。オッサンでも“盛れる”わけです。どのくらい盛れるのか、参考までに載せておきますね。

HUAWEI Mate 10 Proのフロントカメラでの撮影画面
HUAWEI Mate 10 Proのフロントカメラで撮影。芸術的ボケ味「オンで」、ビューティレベルは「0」
HUAWEI Mate 10 Proのフロントカメラで撮影。芸術的ボケ味「オンで」、ビューティレベルは「5」
HUAWEI Mate 10 Proのフロントカメラで撮影。芸術的ボケ味「オンで」、ビューティレベルは「10」

 さすがにビューティレベルを10(最大)にすると、やりすぎ感が出ますが、5くらいまでなら、少し若く見える感じになるかなぁと。

 比較していただくために、iPhone Xの「ポートレートライティング」で撮影した作例もお見せしましょう。

iPhone Xのフロントカメラでの撮影画面
iPhone Xのフロントカメラで「ポートレートライティング」で「自然光」を選択
iPhone Xのフロントカメラで「ポートレートライティング」で「スタジオ照明」を選択
iPhone Xのフロントカメラで「ポートレートライティング」で「輪郭強調」を選択
晴天の屋外で「ポートレードモード」で撮影しようとすると、拒否されることも……

 おそらく、ご覧になった方は「悪くないじゃん。iPhone Xの画質いいね」って思われるでしょう。そうなんです。iPhone Xのカメラ、すごいんです。リアルな描写力というか、色の忠実性というか……。問題があるとしたら、被写体なんです。

 ただ、iPhone Xの「ポートレートライティング」にも一つ欠点があります。いつでも使えるわけではなく、明るい場所では使えないんですよ。まぁ、明るい場所では、そのまま撮ればいいって話なんですけどね。