みんなのケータイ
Googleカレンダーの「ゴール」を利用中
【Nexus 5X】
2016年7月6日 06:00
ジョギングや勉強、読書など、取り組みたい予定を空き時間に自動で組み入れて実行を促してくれるGoogleカレンダーの「ゴール」機能。Googleカレンダーを日々活用して新機能に興味があったことと、海外取材で毎回泣きたくなる英語をどうにか勉強したいこともあり、早速使ってみることにしました。
このゴール機能は、基本的にスマホ向けGoogleカレンダーアプリの機能です。最初に行うゴール作成やゴール全体の削除などは、スマホアプリからしかできません。日々の予定はパソコンで入力することが多い私にはちょっと意外な点でした。
スマホのGoogleカレンダーで「+」をタッチすると、「予定」や「リマインダー」に加え「ゴール」のメニューが表示され、ゴールはここから作成します。自分が取り組みたいものを「運動」「スキルアップ」「家族や友だち」「自分のための時間」「生活の整理」のジャンルから選んで設定します。「運動」だったら「トレーニング」「ジョギング」「ウォーキング」「ヨガ」など、大抵のものが用意されていて、そこから選択するだけですが、「カスタム」から自分で入力することも可能です。ところで、このカスタム内に「耳を動かす」という選択肢があったのですが、耳を動かす運動でどんな効果が得られるのでしょうか。興味があります。
取り組みたいこと（アクティビティ）を決めたら、頻度や時間、「午前」「夕方」などの都合のいい時間帯を設定。完了のチェックをタッチすると、カレンダーの空き時間に指定した通りにゴールの予定が組み込まれます。
あとは組み込まれた通りにアクティビティをこなせばいいのですが、まあ、意志の弱い人間なので、そんなにうまくは行きません。また、Googleカレンダーに予定をうまく組み入れてもらうには、仕事の予定だけでなく。移動や食事などの時間も入れておかないと、思いがけないところにアクティビティの予定が設定されて困る場合があります。そのため、ゴール機能を使い始めてからは、Googleカレンダーが瑣末な予定でぎっしり埋まるようになりました。一見、すごく働いているように見えますが、実はそうではありません。Googleカレンダーに自分の行動を支配されているような気がしないでもありませんが、予定の指示は破ってばかりです。ちなみに、Googleカレンダーは賢いので、利用者の変更を覚え、だんだん適した時間帯に予定を入れてくれるようになるようです。
ゴール機能は通知がやたら親切なのも特徴です。予定時刻直前は分かるのですが、前の日にも「明日の準備はいいですか？」的な通知があり、できない場合は「延期」することができます。延期すると、別の日に自動で組み入れられます。また、予定の完了時刻を過ぎると「完了しましたか？」と通知があります。「完了」にタッチすると、カレンダーの予定に取り消し線が引かれます。ToDoを完了したみたいな気分です。
通知は予定を忘れさせないようにする工夫なのですが、原稿の〆切に間に合わなくて焦っているようなときに通知が来るとイラッとすることもあります。その場合は通知をオフにすることができます。
このゴール機能を使い始めて1カ月半ほど経ちましたが、1週間の予定をすべてこなしたことは2度ほどしかありません。予定をこなすと「予定を完了しました」的な表示が一瞬出ます。非常にあっさりしたものでした。私は褒められて伸びるタイプなので、もうちょっと景気よくほめてほしいと思った次第です。また、パソコン版のGoogleカレンダーは、スマホアプリ版より機能が抑えられている一方、パソコン版では予定をドラッグ＆ドロップで簡単に移動できるのに、スマホ版アプリではそれができません。編集モードにして時刻を設定するしかなく、空いている時間帯が分かりにくくて苦労します。
また、ゴール機能はGoogleカレンダーアプリの機能なので、今、Nexus 5Xと併用しているGalaxy S7 edgeのカレンダーアプリ「Sプランナー」やiPhoneの標準カレンダーだと、ゴール機能で作成した予定は操作できません。iPhoneの方はまあ、いいとして、Sプランナーは見やすくて使いやすくお気に入りカレンダーアプリなので、ちょっと残念です。そのうち完了のチェックくらい入れられるようにしてくれないかなあ、と期待しているところです。