山根康宏の「言っチャイナよ」

XREALがARグラス対応5Gスマホ発表、vivoは最強カメラフォンを投入

 世界最大のスマートフォン市場、かつ最大の5G加入者数を誇る中国で毎月発売された5Gスマートフォンを香港在住の携帯電話研究家、山根康宏が紹介する。2024年5月に発表・発売された5Gスマートフォンは17機種。内訳はHONOR 2機種、OPPO 3機種、realme 1機種、vivo 9機種、その他2機種。

 ARグラスのXREALが初の自社ブランドスマホ「XREAL Beam Pro」を発表。3Dコンテンツ撮影やARグラス接続機能を持つ。本モデルは日本でも発表されたが、中国では5G版のスマートフォンも登場する。

 vivoはカメラフォンの最上位モデル「X100 Ultra」をリリース。OPPOはRenoシリーズ、HONORは3桁数字の主力ミドルハイレンジシリーズを一新した。

明るいディスプレイと冷却システムでゲームもはかどるrealme「GT Neo6」

 realmeのゲーミング対応モデルの価格を抑えた新製品が「GT Neo6」だ。9層の冷却版構造で発熱を速やかに放熱する内部構造を持つ。

 バッテリーは一般的なモデルより1割多い5500mAhで120Wの超高速な充電にも対応。ディスプレイは太陽光下でも明るい6000nitの輝度を誇る。

項目内容
発表日2024年5月9日
価格1999元(約4万4000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 8s Gen 3
ディスプレイ6.78インチ 2780 x 1264ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角
インカメラ画素数3200万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、16GB+256GB、16GB+512GB、16GB+1TB
バッテリー5500mAh、120W充電(有線)
5G NR対応バンドSA : n1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77 / n78、NSA : n41 / n77 / n78
サイズ162.0 x 75.1 x 8.65mm。191g

チップセット交換で使いやすさを増したカメラフォン、vivo「X100s」

 2023年11月13日に発表したvivoのフラッグシップカメラフォン「X100」シリーズのマイナーチェンジモデルが半年後に登場。「X100」の後継機が「X100s」となる。

 チップセットをDimensity 9300から最新のDimensity 9300+に交換するだけではなく、ディスプレイはフラットタイプへ変更となった。その関係からか本体は薄くなっている。

 バッテリーは、100mAhとわずかに容量アップした反面、120W充電から100W充電へとスペックダウンした部分もある。カメラ性能は変わっていない。

項目内容
発表日2024年5月13日
価格3999元(約8万8000円)から
チップセットMediaTek Dimensity 9300+
ディスプレイ6.78インチ2800 x 1260ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角+6400万3倍望遠
インカメラ画素数3200万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、16GB+256GB、16GB+512GB、16GB+1TB
バッテリー5100mAh、100W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n38 / n40 / n41 / n77 / n78
サイズ163.12 x 75.78 x 7.8mm。203g

1インチセンサーカメラ搭載のマイナーチェンジモデル、vivo「X100s Pro」

 こちらも2023年11月13日発表のvivo「X100 Pro」のチップセットをDimensity 9300+にしたマイナーチェンジモデル。

 ディスプレイ形状も変わっておらず、チップセット以外の性能は同等。なおX100s同様本体カラーはモノトーン系のシックなカラーに変更になった。

項目内容
発表日2024年5月13日
価格4999元(約11万円)から
チップセットMediaTek Dimensity 9300+
ディスプレイ6.78インチ2800 x 1260ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角+5000万4.3倍望遠
インカメラ画素数3200万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、16GB+512GB、16GB+1TB
バッテリー5400mAh、100W充電(有線)、50W充電(無線)
5G NR対応バンドn1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n38 / n40 / n41 / n77 / n78
サイズ164.05 x 75.28 x 9.05mm。224g、225g(白、黒)

2億画素望遠カメラ搭載の最強カメラモデル、vivo「X100 Ultra」

 vivo X100シリーズの最上位モデルとして登場したのが「X100 Ultra」である。X100 Pro / X100s Proのカメラ構成のうち、5000万画素の望遠カメラを2億画素に性能アップ。

 チップセットもSnapdragon 8 Gen 3を搭載、ディスプレイの解像度も引き上げた。フロントカメラも5000万画素として自撮りも強化されている。

項目内容
発表日2024年5月13日
価格6499元(約14万3000円)から
チップセットSnapdragon Snapdragon 8 Gen 3
ディスプレイ6.78インチ3200 x 1440ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角+2億3.7倍望遠
インカメラ画素数5000万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、16GB+512GB、16GB+1TB
バッテリー5500mAh、80W充電(有線)、30W充電(無線)
5G NR対応バンドn1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n12 / n20 / n25 / n26 / n28 / n38 / n40 / n41 / n66 / n77 / n78 / n79
サイズ164.07 x 75.57 x 9.23mm。229g

長持ち仕様の実用モデル、OPPO「K12x」

 OPPOの「K12x」は4年間の実用に耐えうる設計でつくられた。価格を抑えながらバッテリーは80W充電に対応し、このクラスの製品としては高速な充電が可能だ。

 また中国国内300か所とOPPOストアに展開される、8000mAhのモバイルバッテリーの無料レンタルサービスも利用できる。

項目内容
発表日2024年5月14日
価格1299元(約2万9000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 695 5G
ディスプレイ6.67インチ2400 x 1080ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+200万深度測定
インカメラ画素数1600万(パンチホール)
RAM/ROM構成8GB+128GB、12GB+128GB、12GB+256GB
バッテリー5500mAh、80W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77 / n78
サイズ162.9 x 75.6 x 8.1mm。191g

ゲーム用途もカバーする手軽な5Gモデル「Meizu 21 Note」

 2023年11月に発売した「Meizu 21」を買いやすい価格に改定すべくマイナーチェンジしたモデルが「Meizu 21 Note」だ。ディスプレイは144Hzへとリフレッシュレートを高め、サイズも大型化した。

 バッテリー容量も増やしたことでより長時間の利用が可能になっている。一方ではチップセットは世代を下げ、メインカメラもMeizu 21の2億画素から5000万画素へと変更。バランス重視のミドルハイレンジモデルに仕上げられた。

項目内容
発表日2024年5月16日
価格2599元(約5万7000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Gen 2
ディスプレイ6.78インチ2780 x 1264ピクセル、144Hz
リアカメラ画素数5000万広角+1300万広角
インカメラ画素数1600万(パンチホール)
RAM/ROM構成8GB+128GB、12GB+128GB、12GB+256GB
バッテリー5500mAh、65W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n40 / n41 / n77 / n78
サイズ162.39 x 76.89 x 8.2mm。205g

6000mAhバッテリー搭載のvivoの新・入門モデル「Y200」登場

 vivoのエントリークラスのモデル「Yシリーズ」がフルモデルチェンジし、「Y200」シリーズとして登場。先月は先陣を切って「Y200i」が発表されたが、今月は「Y200」「Y200t」「Y200 GT」と3機種が登場し、ラインナップを一気に広げた。

 全シリーズバッテリーは6000mAhを標準として長時間利用に対応、一方で撮影カメラは実質5000万画素1つとベーシックなものに留めている。「Y200」はシリーズの中の中核モデル。

 低価格ながらディスプレイは角を丸めたエッジ形状、オレンジモデルは背面をヴィーガンレザー仕上げにするなど高級感も持たせている。カメラ周りのデザインも優れており、エントリー機とは感じさせない。

項目内容
発表日2024年5月20日
価格1599元(約3万5000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 6 Gen 1
ディスプレイ6.78インチ2400 x 1080ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+200万深度測定
インカメラ画素数800万(パンチホール)
RAM/ROM構成8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+256GB、12GB+512GB
バッテリー6000mAh、80W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77 / n78
サイズ164.36 x 74.75 x 8mm(橙)、7.75mm(白)、7.61mm(黒)。190g(橙)、188g(白)、187g(黒)

部材変更で「1000元機」を実現したvivo「Y200t」

 vivo「Y200」の下位モデルとして登場した「Y200t」はスペックや部材変更により1199元という低価格で登場した。

 ディスプレイ素材をAMOLEDからLCDに変更、充電速度は44Wと控えめにしている。カメラ周りのデザインもオーソドックスな円形となった。

項目内容
発表日2024年5月20日
価格1199元(約2万6000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 6 Gen 1
ディスプレイ6.72インチ2408 x 1080ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+200万深度測定
インカメラ画素数800万(パンチホール)
RAM/ROM構成8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+256GB、12GB+512GB
バッテリー6000mAh、44W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77(3300-3800MHz) / n78
サイズ165.7 x 76.0 x 7.99mm(黒)、8.09mm(青)。199g

スペックアップのエントリー、vivo「Y200 GT」

 vivo「Y200」のチップセット性能を高め、フロントカメラも高画質にしたモデルが「Y200 GT」である。

 ボディーは標準的な仕上げとしたことで高級感は薄れたものの、80W充電などY200の特徴はそのまま引き継いでいる。価格はY200と同等で販売される。

項目内容
発表日2024年5月20日
価格1599元(約3万5000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 7 Gen 3
ディスプレイ6.78インチ2800 x 1260ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+200万深度測定
インカメラ画素数1600万(パンチホール)
RAM/ROM構成8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+256GB、12GB+512GB
バッテリー6000mAh、80W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77 / n78
サイズ163.72 x 75.88 x 7.98mm。194.6g

デザイン性もすぐれたゲームモデル、vivo「iQOO Neo9S Pro」

 vivoのゲーミングブランド「iQOO」の上位モデルが「Neo9S Pro」。ベース性能は「X100s」同等でDimensity 9300+や6.78インチ高解像度ディスプレイを搭載。

 6043平方mmの巨大な冷却面積を持つ冷却版にVC液冷機構も備え、ゲーム用途にもしっかり対応する。赤色背面モデルはホワイトとのツートンカラーがスポーティーな印象を与えてくれる。

項目内容
発表日2024年5月20日
価格2999元(約6万6000円)から
チップセットMediaTek Dimensity 9300+
ディスプレイ6.78インチ2800 x 1260ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角
インカメラ画素数1600万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+512GB、16GB+1TB
バッテリー5160mAh、120W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n38 / n40 / n41 / n77 / n78
サイズ163.53 x 75.68 x 7.99(白・黒)、8.34mm(赤)。196g(白・黒)、190g(赤)

OPPOの中核モデル「Reno12」はAI機能も強化

 OPPOの中核モデル「Reno」シリーズの最新モデル「Reno12」は本体デザインをよりシンプルで美しいものにした。

 側面は平面仕上げで最近主流のスタイルだが、ディスプレイの各辺はわずかにカーブを持たせた形状にした。背面も3つのカメラを縦に並べるオーソドックススタイルに戻し、デザインで特徴を出している。

 パッと見ると目新しさは感じられない一方で、AI性能を強化しており写真や文章の加工に優れた性能を持つ。

項目内容
発表日2024年5月23日
価格2699元(約5万9000円)から
チップセットMediaTek Dimensity 8250
ディスプレイ6.7インチ2412 x 1080ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角+5000万 2倍望遠
インカメラ画素数5000万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+256GB、16GB+512GB
バッテリー5000mAh、80W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77 / n78
サイズ161.4x74.8x7.25mm(黒)、7.30mm。179g

AI処理を強化したOPPO「Reno12 Pro」

 Reno12の上位モデルとして発表された「Reno12 Pro」はチップセットを高性能なものにしたことでAI処理もより快適に動作する。

 OPPOの主力モデルだけにトレンドの機能をいち早く取入れ使いやすさを極めている。背面デザインはReno12と類似だが、ツートン仕上げにして差別化を図るなど工夫もみられる。

項目内容
発表日2024年5月23日
価格3399元(約7万5000円)から
チップセットMediaTek Dimensity 9200+
ディスプレイ6.7インチ2412 x 1080ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角+5000万 2倍望遠
インカメラ画素数5000万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、16GB+256GB、16GB+512GB
バッテリー5000mAh、80W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77 / n78
サイズ161.4 x 74.8 x 7.55mm、7.60mm(紫)。183g、184g(紫)

美しいボディーと明るいディスプレイ搭載の「HONOR 200」

 HONORの中核モデルである「HONOR 200」は4000nitの高輝度ディスプレイを搭載する。背面デザインは縦に伸ばしたカメラバンプと模様をあしらった表面仕上げが美しさを際立ていている。

 冷却性能を高め立体音声再生にも対応するなどゲームやコンテンツ再生にも適した製品だ。

項目内容
発表日2024年5月27日
価格2499元(約5万5000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 7 Gen 3
ディスプレイ6.7インチ2664 x 1200ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+1200万超広角+5000万 2.5倍望遠
インカメラ画素数5000万(パンチホール)
RAM/ROM構成8GB+256GB、12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+256GB、16GB+512GB
バッテリー5200mAh、100W充電(有線)
5G NR対応バンド不明
サイズ161.5 x 74.6 x 7.7mm。187g

デュアルフロントカメラで「顔」写真を得意とする「HONOR 200 Pro」

 HONOR 200のスペックアップモデルが「HONOR 200 Pro」。高輝度ディスプレイは解像度も高め、リア2つとフロントの5000万画素カメラで撮影した写真や映像も美しく再生できる。

 フロントカメラは深度測定を加えたデュアル仕上げでボケを利かせたポートレート風セルフィーも簡単に撮影可能だ。

項目内容
発表日2024年5月27日
価格3499元(約7万7000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 8s Gen 3
ディスプレイ6.78インチ2700 x 1224ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+1200万超広角+5000万 2.5倍望遠
インカメラ画素数5000万+200万深度測定(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+512GB、16GB+1TB
バッテリー5200mAh、100W充電(有線)、67W充電(無線)
5G NR対応バンド不明
サイズ163.3x75.2x8.2mm。199g

強力キャッチライト搭載の自撮りスマホ、vivo「S19」

 セルフィーや人物撮影にを強化したvivo「S」シリーズ最新モデルが「S19」と「S19 Pro」だ。どちらもフロント5000万画素カメラを搭載し美しい自撮りが可能。

 両モデル背面デザインは類似しているが、S19は望遠カメラを搭載しない2眼カメラ。カメラ下部には円形の強力ライトを搭載し、ポートレート撮影時に効果的なキャッチライトを瞳に映し込むこともできる。

項目内容
発表日2024年5月30日
価格2499元(約5万5000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 7 Gen 3
ディスプレイ6.78インチ2800 x 1260ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角
インカメラ画素数5000万(パンチホール)
RAM/ROM構成8GB+256GB、12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+512GB
バッテリー6000mAh、80W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n38 / n40 / n41 / n77 / n78
サイズ163.62 x 75.68 x 7.19mm。193g

ポートレートも美しく撮れるvivo「S19 Pro」

 vivo「S19」のカメラを強化し、ポートレートにも使える2倍望遠カメラを搭載したのが「S19 Pro」。チップセットも強化して性能を高めた。

 ディスプレイはS19と同サイズだが、S19はフラット型、S19 Proは角を丸めたエッジディスプレイとしている。バッテリー容量はS19より若干少ないがその分重量を軽減した。

項目内容
発表日2024年5月30日
価格3299元(約7万3000円)から
チップセットMediatek Dimensity 9200+
ディスプレイ6.78インチ2800 x 1260ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角+5000万2倍望遠
インカメラ画素数5000万(パンチホール)
RAM/ROM構成8GB+256GB、12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+512GB
バッテリー5500mAh、80W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n38 / n40 / n41 / n77 / n78
サイズ164.16 x 74.93 x 7.58mm。192g

3D撮影対応のARグラス向けスマホ、XREAL「Beam Pro」

 ARグラス大手のXREALから初のスマートフォン「Beam Pro」が発表された。Wi-Fiモデルは1299元と低価格で5月31日に発売。5Gモデルは8月発売予定で1999元からとエントリークラスの価格となっている。

 カメラは超広角を2つ搭載し、5cm間隔に並べ3D撮影も出来る。XREALのARグラスを接続するとスマートフォンの画面をタッチパネルとして使ったり、スマートフォンを空中で動かし操作するエアマウス機能も搭載。OSはAndroidベースで空間操作対応のnebulaOSを搭載する。

項目内容
発表日2024年5月30日
価格1999元(約4万4000円)から:Wi-Fiモデル1299元(約2万9000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon Spatial Companion Processor
ディスプレイ6.5インチ 2400 x 1080ピクセル、90Hz
リアカメラ画素数5000万画素超広角(14mm) x 2
インカメラ画素数不明
RAM/ROM構成不明
バッテリー4300mAh、27W充電
5G NR対応バンド不明
サイズ167.2 x 77.0 x 8.5mm。193g
山根 康宏

 香港在住。中国をはじめ世界中のモバイル関連イベントを毎月のように取材し、海外の最新情報を各メディアで発信している。渡航先で買い集めた携帯電話は1000台以上、プリペイドSIMカードは500枚以上というコレクターでもある。