特集:ケータイ Watch20周年

【今日は何の日?】10年前、G'zOneシリーズ最後のフィーチャーフォン「G'zOne TYPE-X」が発売

2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。

 今から10年前の2010年11月25日、NECカシオモバイルコミュニケーションズ(現在はNECに事業譲渡し解散)製のCDMA 1X WIN端末「G'zOne TYPE-X」が発売されました。

G'zOne TYPE-X

 IPX5/IPX8の防水性能、IP5Xの防塵性能、MIL規格準拠の耐衝撃性能を備えたタフネスケータイで、2000年に登場した初代G'zOneケータイ「C303CA」の誕生10周年記念モデル。製品名の「X」にはローマ数字で「10」の意味が込められました。

 「原点回帰」をテーマとして、シリーズ初期を彷彿とさせる独特なデザインが大きな特徴で、円形のサブディスプレイ「サークルフェイス」や、大きく飛び出たバンパーが復活しました。

 同機種はG'zOneシリーズとしては最後のフィーチャーフォンとなり、その後G'zOneシリーズのタフネススマホは「G'zOne IS11CA」「G'zOne TYPE-L CAL21」の2機種が登場しました。

 KDDIでは、G'zOneシリーズとしては2012年まで、高耐久をうたうタフネスモデルを送り出していましたが、2013年のカシオの携帯事業撤退により、G'zOneは「TYPE-L」を最後に開発が途絶えてしまっていました。

 ユーザーからタフネスモデルの存続が危ぶまれるなか、G'zOneのタフネスモデルの遺伝子を受け継いだ「TORQUE」シリーズが京セラから登場。その後、2017年にはG'zOne TYPE-X以来、約6年ぶりとなるフィーチャーフォンタイプのタフネスモデル「TORQUE X01」が復活を果たしています。