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今日は“ロボホンの誕生日”~東京・青山に「RoBoHoN CAFE」オープン

 シャープは26日、ロボット電話「RoBoHoN」(ロボホン)の発売にあわせ、東京・青山にロボホンを体験できるカフェ「RoBoHoN CAFE」をオープンした。5月26日~6月7日の期間限定。

 「RoBoHoN CAFE」は、カフェ「ロイヤルガーデンカフェ青山」とコラボレーションして実現したもの。ロボホンの世界観を表現するパネルで飾られた店内では、ロボホンの実機が展示される。ロボホン専門のスタッフも待機しており、来店者の要望に応じてデモンストレーションを披露する。なお、「ロボホン」については、発売発表時のニュース記事を参照。

 カフェでは、コラボメニューも3種類用意される。ロボホンを連れて来店したロボホンユーザーには、限定メニューのティラミスの無料引換券がもらえる。また、ロボホンと一緒に写真を撮りSNSに投稿すると、会計時にロボホンオリジナルシールがプレゼントされる。

 営業時間は11時~23時。デモンストレーションの実施およびティラミス無料引換券の配布時間は11時~12時と13時~19時。

「カフェラテ」(税別600円)
「ティラミス」(税別600円)
「ひな鳥のスパイシー焼き」(税別1700円、ディナータイムのみ)
オリジナルシール

「今日はロボホンの誕生日」

 26日に実施されたレセプションでは、ロボホンを開発したシャープのコミュニケーションロボット事業推進センターから、山本信介氏と景井美帆氏、デザインを担当したロボ・ガレージ代表取締役の高橋智隆氏が挨拶を行った。

シャープのコミュニケーションロボット事業推進センター 山本信介氏
景井美帆氏

 山本氏は「少しやさしくない価格やユーザーとの接点が少ないといった状況」だが、発売日時点の予約数が「1000台の大台を超えることができた」と明かし、「こうしてロボホンの発売日、いわばロボホンの誕生日を迎えることができた」と語った。また、26日より実施されている「G7 伊勢志摩サミット」にて、ロボホンが参考展示されていることを紹介した。

高橋智隆氏

 高橋氏は「ロボホンはスマートフォンなので、これからネットワークを通じて新しいコンテンツをダウンロードしていく。ここからロボホンが成長していく」と語った。そして、胸ポケットに入れていたロボホンを机に立たせ、ロボホンに心境を聞いた。ロボホンは「本当に発売だなんてドキドキするね」と話した。

景井氏のロボホンの挨拶で乾杯

 「ロボホン」は発売以降、まずは語彙を増やすようなアップデートを提供していく。6月下旬にはロボホン向けアプリをダウンロードするストアの提供を開始する予定だ。当初はサードパーティ企業が作成したアプリが配信されるが、今後一般の開発者も受け入れていく方針という。

 また、景井氏によると、ロボホンの外見をカスタマイズする別売パーツの提供を予定しているという。同氏は、ロボホンユーザー同士のコミュニティができることを見据えて「将来的にはロボホン同士で会話ができるようにしたい」と語った。

「RoBoHoN CAFE」で見かけたロボホン達

石井 徹