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Xiaomiの独自OS最新版に「Opera Max」のデータ節約機能

 Opera Softwareは、中国のスマホメーカーであるXiaomi(シャオミ、小米)が開発した、Androidベースの独自OSの最新版に、データ通信量の節約機能を提供する。

 Operaの技術は、Xiaomiの最新OS「MIUI 7」のData Saverで利用される。両社の提携によって実現したもので、同機能をONにすると、全てのアプリの通信に対してデータ通信量を圧縮する。Operaでは、データ通信料の節約アプリ「Opera Max」をかねてより提供しており、その技術が採用された。Xiaomiでは、データ節約が可能になることで、コンシューマーにメリットがある、と説明している。

 Opera Maxでは、HTTPSでの通信に対する圧縮はできないが、HTTPSで提供されるYouTubeなど動画コンテンツについては、より低速回線用のコンテンツを配信するようYouTube側へリクエストを出すことで、通信量の肥大化を避けている。今回のMIUI 7でも、YouTube、インスタグラム、LINEなどでの映像や音楽のストリーミングに対して、圧縮や最適化を行う。

 19日には、Opera Maxの最新版も公開されている。このバージョンから、これまで非対応だったHTTPSでのYouTubeへの対応、あるいは今後日本でサービスが提供されるNetflixでの節約が可能になっている。

 日本のユーザーに対するキャンペーンも実施される。こちらはASUS製のLTE対応SIMロックフリースマートフォン(メモリ4GB/ストレージ32GB)「ZenFone 2」3台が抽選でプレゼントされる。

関口 聖