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ドコモ、オンライン大学講座を提供する子会社「ドコモgacco」

 NTTドコモは、8月17日付けで、NTT子会社のNTTナレッジ・スクウェアを子会社化した。8月25日には社名を「株式会社ドコモgacco」として、学習サービス事業を推進する。

 ドコモとナレッジ・スクウェアでは、2014年春より大規模公開オンライン講義(MOOC)サービス「gacco」を提供している。日本初のMOOCである同サービスでの登録会員数は約14万人。1人あたり約2.8講座を受講し、受講登録者の延べ人数は約39万人となった。

 今回、ドコモでは、NTTグループのベンチャーファンド(NTTインベストメント・パートナーズファンド投資事業組合)からの株式譲受、ナレッジ・スクウェアによる第三者割当増資の引き受けにより、17日付けで子会社化。今後は、官公庁や地方自治体、企業など法人向け事業を推進する。また新しい学習スタイルとして、ネット経由でリアルタイムに遠隔地を繋いで講座関連のワークショップを開催する、といった展開も想定しており、教育の地域格差解消などへの貢献も目指す。

関口 聖