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PHSを活用した農園向け画像配信サービス「ミエファーム」

川崎市のサポート付き市民農園でトライアル

 アグリメディアは、キューズが提供する農園利用者向け画像配信サービス「ミエファーム」のトライアルを開始する。

農園に設置される画像配信端末のイメージ
通知メールのイメージ

 ミエファームは、農園の区画内に画像配信端末を設置し、撮影した画像を毎日定期的にスマートフォンやパソコンにメール配信するソリューション。人感センサーが用意されており、不審者の侵入も通知する。

 通信はPHS(ワイモバイル)回線で行う。端末は、省電力というPHSの特徴を生かし、乾電池駆動が可能。単1電池12本で134日間動作する(1日1回撮影、1日2回人感センサー反応)。屋外設置が前提となるため、材質はステンレスで、防水対応となる。大きさは1500(うち地中部300)×225×100mm。

 トライアル期間は7月11日~10月31日で、アグリメディアが管理する川崎市多摩区のシェア畑の利用者(先着5名)向けに無料で提供される。

 キューズでは、1~2万円程度で画像配信端末の商用化を目指す。その際には数年分の通信費を含んだ形で通信モジュールが別途提供される見込み。農園のほか、建築中の住宅などの施主向けや、一人暮らしの女性向けの監視サービスなどの応用も検討しているという。

湯野 康隆