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横須賀市、Ingressエージェントにバッテリー無料貸し出し

横須賀ゆかりの偉人を訪ねるミッションも

 横須賀市は、7月1日より、ゲーム「Ingress」のプレイヤー(エージェント)向けにモバイルバッテリーの無料貸し出しサービスの提供を開始する。また、横須賀市にゆかりのある偉人を訪ねるゲーム内のミッションを順次リリースしていく。

「cheero Ingress Power Cube」

 Ingressは、Google社内のスタートアップNiantic Labsが提供する陣取りゲーム。ゲームを進めるためには、現実世界のスポットと連動した「ポータル」を訪ね歩く必要があるため、ユーザーを「外に連れ出すゲーム」とも呼ばれている。横須賀市の観光企画課では、観光客誘致に積極的にIngressを活用しており、2014年12月にも横須賀市を舞台としたゲーム内でのイベントを開催している。

 今回無料で貸し出しされるモバイルバッテリーは、ティ・アール・エイ社提供の「cheero」ブランドのもの。横須賀市を訪れてIngressをプレイするユーザーを対象に、市内の2カ所で各5台貸し出しされる。

 貸し出し場所となるレストランの「横須賀海軍カレー本舗」では、エージェント名(プレイヤー名)と電話番号の記入が条件。店外に持ち出して充電しながらプレイすることもできる。もう一カ所の貸し出し場所は、市内の離島「猿島」にあるレンタルショップ。氏名と電話番号の記入のほか、貸し出しの際に補償金2000円(返却時に返金)を預ける必要がある。

 また、横須賀にゆかりのある偉人にまつわるポータルを訪ね歩く、横須賀市公式のIngressミッション「(YKSK)横須賀ゆかりの偉人シリーズ」が順次提供される。ミッション達成者は、三浦按針やペリー、おりょうといった偉人達の肖像をデザインした、ゲーム内のメダルが獲得できる。

石井 徹