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au「データお預かりアプリ」にiOS版、端末間で直接データ移行も可能に

 KDDI、沖縄セルラーは、スマートフォン・タブレット向けに提供している端末データのバックアップ・移行アプリ「データお預かりアプリ」の最新版の提供を開始した。新たにiOS版が提供されるほか、端末間でのダイレクトデータ移行機能の提供を開始する。

 「データお預かりアプリ」は4月23日から提供されており、auの2015年夏モデルのAndroidスマートフォン、タブレットで利用できる。端末内に保存されているアドレス帳、写真、動画、カレンダー、Eメール、SMS、アプリ一覧、アプリ配置などさまざまな項目やデータをクラウド上にバックアップでき、microSDに簡単な操作でデータを書き出す機能も用意されている。

 6月10日から新たに提供される「データお預かりアプリ」のiOS版では、アドレス帳、写真、動画、カレンダーのバックアップが可能。アプリの対象機種は、iOS 6以上を搭載したiPhone、iPadとなっている。

「データお預かりアプリ」Android版
「データお預かりアプリ」iOS版

ダイレクトデータ移行機能

 6月10日に提供される最新の「データお預かりアプリ」では、クラウド上に保存することなく、端末間でダイレクトにデータを移行する機能、「ダイレクトデータ移行機能」も提供される。iPhoneからAndroid、AndroidからiPhoneといった、異なるOS間でも利用できる。

 ダイレクトデータ移行機能では、BluetoothとWi-Fiを利用。移行元、移行先の両方にアプリをインストールし、データをコピーする端末、データを受信する端末の双方で設定を済ませておく。異なるOS間ではアドレス帳、写真、動画、カレンダーの4種類が移行の対象で、チェックボックスで移行したいデータを選択できる。

 ダイレクトデータ移行機能を利用した場合の転送速度は約5Mbps。1GBのデータの場合、転送にかかる時間は約200秒程度(参考値)となっている。

太田 亮三