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ソフトバンク、韓国の通販サイト「クーパン」に1240億円を出資

 ソフトバンクは、韓国最大規模の通販サイト「クーパン」の運営会社に対して10億ドル(約1240億円)を出資することで合意した。7月上旬に実行される。クーパンのモバイルアプリは2500万以上のダウンロード数があり、売上高の多くがモバイルからの利用となる。

 今回、ソフトバンクの出資対象となる「クーパン」(運営元:Forward Ventures)は、自社で配送インフラを持ち、ユーザーの自宅まで商品を届ける「クーパン・マン」と呼ばれる宅配チームを整備。他社をしのぐ品揃え、韓国では最大級という受注・入金オペレーションで、注文~配送まで一括してサービスを提供しており、過去6カ月間の個別配送売上が3倍以上の成長を遂げているという。売上高の75%、アクセス総数の85%がモバイルユーザーからとのこと。

 出資を受けて、クーパンのサービス強化がはかられる。またシリコンバレーやシアトル、上海、ソウルにある拠点で、研究開発機能を拡大していく。韓国以外ではサービスは提供していないとのことだが、日本での展開についてソフトバンクでは「クーパンがどうビジネスを展開していくか、当社はコメントする立場にない」としている。

関口 聖