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スマホの電池持ちに関する意識調査、気にする人ほどAndroid

スマートフォン購入時のバッテリーの持ちについて

 MMD研究所は、スマートフォンのバッテリーに関するインターネット調査を実施し、調査レポートにまとめた。調査期間は2015年5月22日~5月23日。スマートフォンを所有する15歳以上の男女が対象で、有効回答は342人。

 同調査によれば、スマートフォンの購入時にバッテリーの持ちを意識するかという質問に対し、41.2%が「意識する」、42.1%が「やや意識する」と回答。相変わらずスマートフォンユーザーの多くがバッテリーの持ちを気にしている姿が浮き彫りになった。

 OS別では、iOSユーザーは31.7%が「意識する」、47.9%が「やや意識する」、Androidユーザーは50.3%が「意識する」、36.6%が「やや意識する」と回答しており、どちらかというとAndroidユーザーの方がバッテリーの持ちに関心が高い。

 ただ、この結果をもってAndroid端末のバッテリーの持ちが悪いと判断するのは早計だ。

 スマートフォンの充電器を外出時に持ち歩くかという質問に対しては、回答者全体の18.7%が「常に持ち歩いている」と回答。OS別では、iOSが22.8%、Androidが14.9%と差が見られる。

 Android端末は、近年のメーカー間の競争の結果、大容量のバッテリー搭載や省電力設計といった工夫により、バッテリーに対する不安がiPhoneに比べて小さくなっているものと思われる。購入時のバッテリーへの意識が高いユーザーほど、Androidを好む傾向があるとも言えるだろう。

スマートフォン充電器(付属品)の持ち歩き
スマートフォン用モバイルバッテリーの持ち歩き

 このほか同調査では、スマートフォンのバッテリーを長持ちするように工夫していることや、モバイルバッテリーの携行率、節電アプリのダウンロード経験などが調べられている。

湯野 康隆