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アプリ開発競技会「SPAJAM2015」東京A予選と仙台予選の最優秀賞が決定

 モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)は、5月9日と10日、ハッカソン形式のアプリ開発競技会「SPAJAM2015」の東京A予選と仙台予選を開催した。

 専門学校生、大学生、社会人などが結成した合計25チームが、当日発表された、母の日にちなんだテーマ「母親(父親)に感謝したくなる」に沿ってアプリを作成し、開発やプレゼンでその腕を競った。

 東京A予選は、2回開催される東京地区での予選の一回目。最優秀賞に輝いたのは「デジテニ東京」のアプリ「かってに おやこうこう」と「まごめぐり」。カメラアプリで孫の写真を撮ると、祖母のスマホのアルバムアプリに、毎日一枚ずつ更新されるという利用イメージで作成されたもの。ペルソナ設定や市場調査を行ったうえで、親世代と子ども世代のそれぞれの利用者が使いやすい設計が評価された。

 仙台会場で最優秀賞に輝いたのは「BAKAVIRUS」のアプリ「hoo」。「感謝」を「気持ちを言葉にして伝える」ことと捉え、音声メッセージを録音して届けるアプリを開発した。録音したメッセージは喜怒哀楽の感情で色分けされた風船に載って、地図上を漂っていき、受け取った人に共感を得ることでより遠くへ飛んでいくというもの。コンセプトの伝えかたや発想力、手入力をほとんどしないUIや、位置情報機能などと連携した実装力が評価された。

 地方予選は今後、大阪、岐阜、北陸、札幌、東京B、福岡の6回が順次開催される。地方予選での最優秀賞受賞チームに加え、優秀賞受賞チームの中から3チームが選出され、埼玉県の温泉(SPA)付き宿泊施設での本選で競い合う。

石井 徹