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楽天モバイルがXperia J1 Compactを6月1日発売

タブレット3機種も追加

 フュージョン・コミュニケーションズは、MVNOによる通信サービス「楽天モバイル」で取り扱うスマートフォンとして、ソニーモバイル製の「Xperia J1 Compact」を追加し、6月1日に発売する。予約は4月23日から開始する。

楽天モバイルの「Xperia J1 Compact」

スマートフォン3機種を“春夏モデル”としてラインナップ

 楽天モバイルでは、今回発表した「Xperia J1 Compact」のほか、20日に発表したASUSの「ZenFone 2」と、さらにもう1機種を近日中に発表する予定で、合計3機種のスマートフォンを春夏モデルとして展開する。

 「Xperia J1 Compact」の価格は、一括支払いの場合、5万4800円(税抜)。24回払いの場合、毎月2466円。おサイフケータイに対応することから、端末を一括で購入した場合は5000円相当のEdyをプレゼントする。

 「Xperia J1 Compact」は、SIMロックフリーでおサイフケータイに対応するコンパクトなスマートフォン。端末の基本的な内容は、NTTドコモから発売された「Xperia A2 SO-04F」と同等になっている。「Xperia J1 Compact」はソニーとソネットが販売しているほか、イオンが「イオンモバイル」の端末としてラインナップしている。

 4月20日に発表された、ASUSの「ZenFone 2」も楽天モバイルのラインナップに加わる。価格やモデルは楽天モバイルから20日に発表されていた通りで、4GB RAM/32GBストレージのモデルと、2GB RAM/32GBストレージのモデルを取り扱う。「ZenFone 2」の詳細についてはASUSが開催した発表会の記事を参照していただきたい。

 さらに、楽天モバイルで独占的に取り扱うという、「楽天モバイルならではのスマートフォンを近日中に発表する」とした。

春夏モデルのアンベール
ZenFone 2
Xperia J1 Compact
3機種目も予告

タブレット3機種もラインナップに追加

 このほか、データ通信のSIMカードとセットでタブレット3機種もラインナップに追加する。同社がタブレットをラインナップに加えるの初めて。

 新モデルは、ASUS製のAndroidタブレット「MeMO Pad 7」、NEC製でインテル Atom搭載のAndroidタブレット「LaVie Tab S TS708/T1W」、レノボ製でWindows 8.1 with Bing搭載の「YOGA Tablet 2-1051L」の3機種。

余ったデータ通信量の翌月繰り越しに対応

 「楽天モバイル」のサービスも拡充される。使わなかったデータ通信容量を翌月へ繰り越せるようにする繰り越しサービスが提供され、ユーザーには5月利用分から適用される。繰り越しサービスの対象ユーザーは既存・新規を問わず、手続きも不要。

 サービス拡充ではまた、4月23日より、SIMカードや端末セットを指定日に届ける配送日指定サービスを開始する。同時に、申し込みから配送までの状況がリアルタイムに確認できる専用ページも開設される。

楽天経済圏に最適な端末・サービス

 23日には都内で記者向けの発表会が開催された。登壇した楽天 副社長執行役員の平井康文氏は、楽天カフェなどのリアル店舗を紹介しながら、「超激安・高品質」と楽天モバイルの特徴を紹介。それらを掘り下げるものとして、「春夏モデル」というスマートフォンの新ラインナップを披露した。またサービスやキャンペーンの新たな施策も紹介し、“楽天経済圏”で大きな存在感のあるサービスにしていく方針を示した。同時に、MVNOやSIMロックフリー端末の市場を盛り上げていく姿勢を明らかにした。

太田 亮三