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KDDI、スマートロック開発のAugustとオンラインゲーム開発のソフトギアに出資

 KDDIは、グローバル・ブレイン運営のファンド「KDDI Open Innovation Fund」を通じて、スマホ連携の鍵を開発する企業であるAugust Homeと、オンラインゲームを開発するソフトギアに対して出資したと発表した。

 August Homeは、2013年に設立され、米サンフランシスコに拠点を置くスタートアップ企業。Bluetooth経由でスマートフォンと繋がり、鍵なしでも自動で鍵の開け閉めが可能な「August Smart Lock(オーガスト スマート ロック)」を開発、2014年10月から米国のアップルストアで販売されている。直近では、2月に、Wi-Fi経由で同製品を遠隔操作したり、他のスマートホーム機器と連携できるようにする新製品「August Connect」も発表した。今回、KDDIでは、スマートロックがオフィスビルや住宅、ホテルなどで重要が拡大するとして、資本提携することにしたという。

 一方、ソフトギアは、2008年に設立された日本の企業で、家庭用ゲーム機~スマートフォンと幅広いプラットフォームをサポートする、オンラインゲーム開発の受託事業を展開。3Dクライアント、通信モジュールなど、開発に役立つライブラリも提供する。スマートフォン向けゲーム市場の拡大などを背景に、高い技術力を有する同社は有望として出資することになった。KDDIでは、ゲームのみならず、IoT(モノのインターネット)向けの機器間通信・制御での展開も期待しているという。

関口 聖