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「天気」は朝、ニュースはお昼、ゲームは夜――VRIの「Apps HEATMAP」

 ビデオリサーチインタラクティブは、アプリの利用傾向を一目でわかるようにした「Apps HEATMAP」の無料公開を開始した。

 「Apps HEATMAP」は、アプリの利用ログを“曜日×時間帯”で視覚化し、いつ、どのようなアプリが利用されているか示したもの。元になったデータは、同社とFULLER社が展開するスマートフォンアプリの調査サービス「Cloudish by App Ape」で収集されたもの。同サービスのアプリをインストールする端末、約5万台から得た端末内のアプリ起動ログ、インストール/アンインストール情報、アプリ所持情報を使って、アプリのカテゴリーごとに、1時間あたりの平均起動回数やカテゴリーとしての平均値、平均値をもとにした指数を算出し、その指数が5.00以上のカテゴリーを「HEAT MAP」で無料公開する。

 HEAT MAPでは、アプリの起動ログを曜日、時間帯で算出して、色の濃淡で利用傾向を表現。カテゴリーごとにアプリの利用傾向がわかるようにしている。たとえば「ツール」や「ソーシャルネットワーク」というカテゴリーのアプリ、あるいはゲームのなかの「パズル」では、毎日、20時~23時頃の色が濃い。一方、「ニュース&雑誌」のカテゴリーではお昼休みに当たる12時頃、そして月曜と火曜の17時頃、あるいは日曜の20時頃といった時間帯の色が濃くなっており、利用頻度が高いことがうかがえる。また「ファイナンス」は平日の12時頃が、「天気」は平日の6時~7時に利用され、火曜の8時が最も利用されているとのことで、アプリの種類と利用傾向がはっきり分かれていることがわかる。

関口 聖