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ドコモ、FOMA向け「ファミ割」に「ずっとくりこし」

無料通信分を上限額まで無期限繰り越し

 NTTドコモは、FOMA向けの旧料金プランユーザーに向けて、無料通信分を上限額まで、期間にかかわらず繰り越せる「ずっとくりこし」を6月1日に導入する。同日からは、1つのファミリー割引グループに加入できる回線数を拡大、現在の10回線から20回線にする。
 「ずっとくりこし」は、期間にかかわらず、上限額に達するまで無料通信分を繰り越せるサービス。これまでは、2カ月繰り越して、余った無料通信分を家族の通話料に適用しつつ、さらに余った分は無効になっていた。2014年6月から新料金プランを導入したことで、無料通信分を分け合える家族の回線が減ったことを受けて、繰り越しの期限を撤廃、上限額に達するまで繰り越せるようになった。

 上限額はプランによって異なり、高額なプランほど上限額も多い。たとえば無料通信分が1000円分のタイプSSは上限額が3000円で、無料通信分が最も多い(1万1000円分)のタイプLは3万3000円まで繰り越せる。この上限を超えて、なお余る無料通信分は無効となる。

料金プラン名無料通信分繰り越し可能上限額
タイプシンプル設定なし設定なし
タイプSS1000円分3000円
タイプS2000円分6000円
タイプM4000円分12000円
タイプL6000円分18000円
タイプLL11000円分33000円
タイプリミット2200円分6600円
タイプビジネス5500円分16500円

関口 聖