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ソフトバンクの「アメリカ放題」がLTEに対応

 ソフトバンクモバイルは、米スプリントのエリア下でネットワークが利用できる「アメリカ放題」において、LTE国際ローミングに対応したと発表した。9月に提供を開始した際には、3Gのみの利用であったが、今回LTEにも対応した。

 「アメリカ放題」は、ソフトバンクの対応機種(iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPad Air 2)で米国滞在時に、スプリントのネットワークでの通話やSMSで日本国内の料金が適用されるオプションサービス。「スマ放題」を契約している場合は、追加料金はかからず、定額のまま利用できる。基本料金は980円としているが、現在キャンペーン中で無料。キャンペーン終了時期は未定。

 アメリカ放題の対象となるエリアは、アメリカ本土、ハワイ、プエルトリコ、バージン諸島(アメリカ領)。ハワイでは、LTEは非対応。ソフトバンクでは、アメリカ放題がLTEに対応したことで「より快適に利用できるようになる」としている。

 なお同サービスにおいて、現在は通信容量制限は設けていないが、国内サービス同様に、一定の容量を超えると速度制限がかけられる予定(時期は未定)。

LTE国際ローミングのエリアが拡大

 ソフトバンクが提供しているLTE国際ローミングにおいて、アメリカ、プエルトリコ、バージン諸国(アメリカ領)では通信事業者としてスプリント社が追加され、「アメリカ放題」にも対応となった。

 このほか「アメリカ放題」とは直接関係はないが、中国、イスラエルにおいてもLTE国際ローミングが利用できるようになった。これにより、28の国と地域が、ソフトバンクのLTE国際ローミングの対象エリアとなった。

川崎 絵美