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KDDI、日用品も買える旗艦店「au SHINJUKU」を新宿にオープン

 KDDIは21日、直営店「au SHINJUKU」を東京・新宿にオープンした。携帯電話の購入・サポートに関わるショップ業務に加え、グッズ販売やスマートフォン教室などを開催する旗艦店となる。これまで営業してきた東京・原宿の「KDDI デザイニングスタジオ」は11月16日をもって閉店し新たなコンセプトの店舗として新宿にオープンすることとなった。

 「au SHINJUKU」はJR新宿駅東口より徒歩1分という好立地に加え、1階~3階まで含めると店舗面積約1000m²の広さとなる。年中無休で10時~20時に営業する。

新たなチャレンジ、「モノからコトへ」

 「au SHINJUKU」の1階では、スマートフォンケースなど関連グッズ、アクセサリーの展示・販売する。2階はラウンジスペースと商品購入・契約手続きとサポートの窓口となり、3階ではセミナースペースを設け、スマートフォン教室などを開催するという。

 21日に開催されたオープニングセレモニーでは、代表取締役社長の田中孝司氏、店長の石水久美氏、CMにも出演するタレントの松岡修造と杉咲花が登場し、テープカットが行われた。

 田中社長は「ネットワーク、端末、サポートだけではない、“モノからコト”へ体験を提供できる空間を提供したい」と語った。3階では「スマホで年賀状を作成する教室を開催する」とさまざまなイベントを予定していることを説明した。

 セレモニーで挨拶をした店長の石水氏は、「お客様に新たな発見を提供する情報発信基地にしていきたい。また、商品・サービスに関するお客様とのフロントラインという役割を担い、寄せられるご意見を大事にしていきたい」と語った。

代表取締役社長の田中孝司氏
店長の石水久美氏

 「au SHINJUKUはauにとって新たなチャレンジ。世界一を目指してほしい。チャレンジする価値を伝えることが日本の若者にも必要」と熱い想いを語り、筆を執った松岡修造は、“挑戦”という文字を書いて披露した。

日用品も買える「au Virtual Mall」

 1階と2階に1台ずつ設けられた大型サイネージでは、画面をタッチして商品を購入できる「au Virtual Mall」が利用できる。「au Virtual Mall」で購入できる商品は、スマートフォン関連グッズや、日用品、食品、ペット用品などを揃えている。購入した商品は送料無料で自宅まで届けられるため、米や水、酒などの重たい商品が安く便利に購入できるメリットを紹介していた。購入の際はau IDを入力してキャリア決済できるほか、au IDを持っていなくてもクレジットなど決済情報を入力することで、誰でも利用できる。au WALLETでの決済はポイントが2倍となる。

大型サイネージでショッピングできる「au Virtual Mall」
決済情報や個人情報の入力は小さなパネルを利用する

 KDDIによると、「au Virtual Mall」はauを利用していないユーザーに対してもタッチポイントとなり、足を運んでもらうきっかけになることを期待しているとした。このほか、混み合う時間帯など、待ち時間のストレスを少しでも軽減し、有効利用して欲しいといった狙いもあるという。

川崎 絵美