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アンプを再現する「AmpliTube」のAndroid版が登場

 イタリアのIK Multimediaは、ギター/ベース用アンプを再現するスマートフォンアプリのAndroid版「AmpliTube for Android」の提供を開始した。対応機種はサムスン製のGALAXY Note Edgeなど。また24bitのデジタルギターインターフェイス「iRig HD-A」もあわせて発表されている。

AmpliTube for AndroidとiRig HD-A

 これまでiOS版が用意されてきた「AmpliTube」のAndroid版がついに登場した。フル版(2000円)、LE版(1000円)、FREE版(無料)の3種類が用意されており、それぞれ収録されるエフェクトなどの内容が異なる。たとえばフル版では、11種類のストンプエフェクト、5種類のアンプ、5種類のキャビネット、2種類のマイク・モデルを収録する。またLE版は、GALAXY Note Edge、GALAXY Note 4ユーザー向けに無償で提供される。通常のAndroid端末では、入力信号と出力する音で遅延が大きいとのことだが、今回はサムスンの「Samsungプロフェッショナルオーディオ」技術によってリアルタイム処理が可能になり、遅延なしで演奏を楽しめるようになった。そのため対応機種は、同技術に対応するものに限られ、まずはGALAXY Note Edge、GALAXY Note 4に対応し、今後、GALAXY S5、GALAXY Note 3でも利用できるようになる見込み。

 あわせて発表された「iRig HD-A」は、スマートフォンとギターの間を取り持つ周辺機器。こちらも「Samsungプロフェッショナルオーディオ」に対応した機種と繋いで利用する形となり、24bitのコンバーターで音がデジタル入力される。パッケージには、「Samsungプロフェッショナルオーディオ」対応機種に接続できるOTG(On The Go)ケーブル、パソコンと繋ぐUSBケーブルが同梱される。ギターとiRig HD-Aとの間は、普段、ギターとアンプを繋いでいるケーブル(シールド)を用いる。バスパワーで駆動し、別途、電源を用意する必要はない。オープンプライスだが、価格は1万3500円前後になる見込み。

関口 聖