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ドコモ、2014年夏モデルを発表~VoLTEに対応
急速充電、お風呂防水、ANT+なども
(2014/5/14 11:15)
NTTドコモは14日、2014年夏モデルとして、Androidスマートフォン6機種、タブレット2機種、らくらくスマートフォン1機種、フィーチャーフォン2機種を発表した。テザリング機能を備えるテレビ接続端末や、新たなアクセサリーも用意されるほか、ハイエンドの4機種やタブレット2機種では、新サービスのVoLTEもサポートする。また新たな機能に対応したり、サービス面での機能強化にも対応する。
カテゴリー | 機種名 | 発売時期 |
スマートフォン | GALAXY S5 SC-04F | 5月15日 |
Xperia Z2 SO-03F | 5月21日 | |
AQUOS ZETA SH-04F | 5月23日(予定) | |
Disney Mobile on docomo SH-05F | 5月下旬 | |
ARROWS NX F-05F | 5月下旬 | |
Xperia A2 SO-04F | 6月中旬 | |
らくらくシリーズ | らくらくスマートフォン3 F-06F | 8月 |
タブレット | AQUOS PAD SH-06F | 6月中旬 |
Xperia Z2 Tablet SO-05F | 6月下旬 | |
フィーチャーフォン | F-07F | 5月23日(予定) |
SH-07F | 6月中旬 |
非常用節電機能
2013年冬~2014年春に登場したGALAXYシリーズでは、大規模災害時などでの利用を想定した「緊急時長持ちモード」が搭載されていた。今回の夏モデル「GALAXY S5」でも同機能は搭載されるが、他メーカー製のスマートフォンにも非常用の節電機能が搭載される。なお、タブレット2機種には搭載されない。
シンプルメニュー
ユーザーインターフェイスをシンプルにしたホームアプリが各機種(AQUOS PAD除く)に搭載される。ただ、そのUIは機種によって異なり、たとえばARROWS NX F-05FやAQUOS ZETA SH-04Fではドコモの「docomoシンプルUI」が採用される一方、Xperiaシリーズ(スマホ2機種/タブレット1機種)はソニーのシンプルホームが搭載される。シンプルメニューでは、従来型のフィーチャーフォンと同等の並びで通話、メール、ブラウザなどのボタンを配置。文字サイズも見やすくするほか、Androidらしいショートカットアイコンやウィジェットも利用できる。
ANT+をサポート
サイクリング用の機器や心拍計など、スポーツ、ヘルスケア関連商品で、最近多く採用されている無線通信規格の「ANT+」。これまでも一部のスマートフォンでサポートされていたが、今回、スマートフォン4機種、タブレット2機種でサポートされる。Bluetooth Low Energyと比べて、通信速度が遅く電波が届く範囲も狭いものの、接続に失敗することが少なくスポーツ関連機器が多いという特徴がある。今回、対応機種が拡充することで、そうした周辺機器を活用しやすくなる。
WPS対応、3DSとの接続設定用アプリも
スマートフォンのうち5機種、タブレット2機種では「かんたんテザリング」に対応する。これは、Wi-Fiの接続設定を簡単に行えるWPSを使ってテザリングを利用できるようにする、というもの。テザリング機能をONにして、アクセスポイントになるスマートフォンと、子機側のゲーム機やWi-Fiタブレットでは、双方のWPSボタンを押すだけで接続できるようになる。
任天堂と共同開発したアプリも用意される。このアプリをスマートフォン側で使えば、携帯ゲーム機「Nintendo 3DS」とWPSで手軽に接続できる。
Disney Mobile on docomo SH-05Fやらくらくスマートフォン3では利用できない。
PCレスで印刷可能に
今回発表された夏モデルでは、らくらくスマートフォンを含め、全ての機種でプリンタ連携機能が導入される。これは、エプソン、キヤノン、HPなど各メーカーのプリンタに対応したプラグインアプリをダウンロードすれば、パソコンを使わずに、スマートフォンやタブレットから直接データを送って、印刷できるようにするもの。
写真やWebサイトなどの印刷が可能で、アプリ上でプリンタを選び、用紙サイズなどを指定する。
高湿度な環境でもOK、お風呂防水
これまで主に富士通の一部機種でサポートしていた「お風呂防水」だが、今回は新たにXperiaシリーズ(スマートフォン2機種、タブレット1機種)でもサポートされた。富士通製端末「ARROWS NX F-05F」「らくらくスマートフォン3 F-06F」でも同機能に対応する。
これは、通常の防水性能をチェックする試験に加えて、特別な試験をパスすることで、湿度が高い環境でも利用できることを示したもの。基準は標準化されたものではなく、メーカー独自のものとなる。なお、サウナでの利用、あるいは湯船につけたり、入浴剤の入った水やシャンプーなど水道水以外の付着についてはサポートされておらず、もし湯船の中へ落下した場合はただちに取り出し、シャンプーなどが付けば洗い流すよう案内されている。