10インチ最軽量の「Xperia Z2 Tablet SO-05F」、ドコモ版はVoLTE対応

　ソニーモバイル製の10インチタブレット「Xperia Z2 Tablet SO-05F」は、Android 4.4搭載で、10インチクラスのLTE対応タブレットとして世界最薄最軽量をうたう。8日にはauから発売とアナウンスされていたが、今回、NTTドコモからも6月下旬に発売される。価格は、月々サポート適用後の実質負担額で2万円台後半、各種割引適用により1万円台となる見込み。

VoLTE対応

　au版では通話機能が非対応となっていたが、ドコモ版の「Xperia Z2 Tablet」は通話可能で、VoLTEもサポート。相手もVoLTE対応機種であれば、大画面を活かしてビデオコールを楽しめる。

充実したアクセサリー

　周辺機器として、スタンド機能付のBluetoothキーボード（通常1万2800円）、そしてBluetoothリモコン（通常9800円）などが用意されている。キーボードは販売価格から3000円、リモコンは2000円割引されるキャンペーンも実施される。

　Bluetoothキーボードを使うことで文字が入力しやすくなり、長文メールや文書の作成も快適に行える。なお、文字入力アプリの「POBox Plus」では、Bluetoothキーボード接続時の変換候補が2段となり、すっきりとした表示になっている。また、編集機能を備えたオフィス閲覧アプリの「OfficeSuite Pro」がプリインストールされており、簡単な文書の編集も可能で、パソコンのように使うことができる。

　Bluetoothリモコンは、ハンドセット機能付きで、Xperia Z2 Tabletの受話器として耳に当てて通話が行える。また、フルセグ（地上デジタル放送）を視聴する際にテレビリモコンのように使ったり、動画やスライドショーなどの再生・停止を操作できるほか、リモコンでカメラのシャッターを切って写真撮影することも可能。

大画面、フロントスピーカー、デジタルノイズキャンセリング

　10.1インチ、WUXGA（1200×1920ドット）のトリルミナスディスプレイ for mobileは、従来よりも発色に優れるバックライトLED「Live Color LED」を採用する。高画質化エンジンのX-Reality for mobileと組み合わせて、より豊かな表現力を楽しめる。

　音響関連では、フロントステレオスピーカーを装備している。前モデルの「Xperia Tablet Z」では、端末の両側面下部にスピーカーが設置されていたが、これを正面に設置したことで、より臨場感のある音を楽しめる。また、専用ヘッドホン使用時のデジタルノイズキャンセリング機能も備えている。

初心者も使いやすい「シンプルホーム」

　ホームアプリとして、直感的に操作ができる「シンプルホーム」を搭載。1画面のシンプルなホーム画面となっており、アプリアイコンがタイル状に配置される。初めてタブレットを使う人やシニアにとっても使いやすく、なおかつ「Xperiaの世界を壊さないデザイン」（説明員）となっているのが特長。

主な仕様

　VoLTEのほか、LTEローミング、防水・防塵、テレビ（ワンセグ/フルセグ/NOTTV）、Wi-Fi、Bluetooth 4.0、ANT+、DLNA/DTCP-IP、急速充電2に対応する。おサイフケータイは非対応だが、NFCは利用できる。大きさは約172×266×6.4mm、重さは約439g。ボディカラーはBlackとWhite。チップセットはMSM8974AB（2.3GHz駆動、クアッドコア）で、3GBのメモリ、32GBのストレージを備える。メインカメラは約810万画素、インカメラは約220万画素。