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LGが「isai」説明会、au田中社長やCM出演の川口春奈も登場

 LGエレクトロニクス・ジャパンは、auから23日より順次発売されるAndroidスマートフォン「isai」(LGL22)の説明会を開催した。LGの担当者のほか、KDDI社長の田中孝司氏がゲストとして登壇。新CMに出演する女優の川口春奈も登場し端末の魅力を語った。

「isai」

 20日に開催された「isai」(イサイ)の説明会には、LGエレクトロニクス・ジャパン 代表取締役社長の李 揆弘(リ・ギュホン)氏が最初に登壇し挨拶を行った。李氏は「『イガイなデアイ』をコンセプトに、KDDIとのコラボレーションで誕生した端末。期待や要望を超える製品として共同開発を行ってきた。製品に対する哲学を共有しながら、ベストを尽くした。KDDIのオリジナリティにLGのものづくりが加わった」などと語り、「isaiがさらに進化していく姿を見守ってほしい」と述べて、KDDIとの共同開発で進められたことが強調された。

 LGエレクトロニクス・ジャパン モバイルコミュニケーション統括部長の首藤晃氏は、「スマートフォンの異才でありたい」という製品コンセプトを披露した上で、左右対称のロゴの「isai」も、人(iの文字)が向い合ってコミュニケーションを取っているイメージであることを紹介。この左右対称というイメージは、テレビCMにも反映されているとした。

 首藤氏は「isaiブランドの第1弾がLGL22」と紹介。そのテーマは「イガイなデアイを。」に集約されるとし、大きな画面なのに持ちやすいボディのデザインや、スマートフォンが初めての人でもニュースやSNSの情報を簡単に入手できるユーザーインターフェイス(UI)、LGの技術を投入した液晶ディスプレイの大きく3点を特徴として挙げた。

LGエレクトロニクス・ジャパン 代表取締役社長の李 揆弘(リ・ギュホン)氏
LGエレクトロニクス・ジャパン モバイルコミュニケーション統括部長の首藤晃氏

KDDI田中社長が明かした「isai」開発の経緯

KDDI 代表取締役社長の田中孝司氏

 説明会では、KDDI 代表取締役社長の田中孝司氏が登壇。LGとともに「isai」を共同開発するに至った経緯を語った。田中氏によれば、ブランド名が決まったのは一番最後で、当初はKDDIからLGに話しを持ちかけたという。今では携帯電話の出荷数で世界第3位のシェアを持つLGだが、KDDIからLGにアプローチした頃はまだそこまでではなく、「スマホシフトに遅れて、苦しい時代だった」とのこと。

 「我々も当時はスマホシフトだと言っていたが、もっと思いを込めたスマホを作りたいという思いがあった。グローバルと同じものでは、ユーザーの要望に応えたことにはなっていない。auらしさを出したいとずっと思っていた」と田中氏は振り返り、「INFOBARのような、思いを込めたラインナップを入れたい。しかし、INFOBARは尖った市場向け。もう少し一般的で、日本人の好みにあうもの。HTCともコラボレーションしているが、次はもう少しボリュームゾーンを狙いたいと思った」と、今回の「isai」のコンセプトや経緯の背景を語った。

 実際の開発にあたっては「技術的にできる、できないの議論が出てくるが、我々はデザインには一切妥協しない。デザインチームと技術チームが殴りあうようにしてできた」と、苦労を重ねた点にも触れられた。

 「UIは非常にシンプルで、縦と横に動かせば思うように使える。ボリュームゾーンを狙うということで、あえて尖ったところを少し抑えた。使ってみて、良い、というところを狙っている。触ってみればみるほど、違うよね、という感覚を持っていただける」と田中氏は、実際に触れた時の印象をアピール。「isaiはイズアイ。LGとKDDIが愛を込めてお届けする」と締めくくった。

川口春奈「画面の大きさ、綺麗さにビックリ」

 説明会ではこの後、新しい「isai」のテレビCMが2種類披露された。これは、21日より順次全国で放映される予定。会場にはCMに出演した女優の川口春奈が登場し、「画面の大きさ、綺麗さにびっくりした。斜めから見ても見やすい」と端末の感想を語ったほか、自身についても「代表作といえるような作品や仕事に出会いたい」と抱負を語った。なお、フォトセッション時には、田中社長から「川口さんは昔、LISMOのCMにも出演していたんです」という事実が明かされ、これも意外な出会いだとしていた。

川口春奈
テレビCM

会場での展示

会場にはなぜかフォトセッションを撮影する「LGマン」の姿が……
展示会場にて撮影に応じていた「LGマン」

太田 亮三