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「Google Wallet」が大幅刷新、米国では送金機能を追加

 Googleは、自社が提供するオンライン決済サービス「Google Wallet」に新機能を追加した。今回のアップデートにより米国では、送金機能、ポイントカード機能を追加し、すべての利用履歴が確認できるようになった。また、これまでNFC搭載端末で利用できたGoogle Walletが、Android OS 2.3以上の端末であればNFC搭載でなくても利用できるようになった。Google Walletの新バージョンは既に「Google Play」で無料で提供されているが、これらの新機能対応は米国のみとなり、日本国内や今後のグローバル展開については明らかにされていない。

 今回追加された送金機能は、18歳以上でGoogleアカウントを持っているユーザーであれば、銀行口座またはGoogle Walletから直接、任意のクレジットカードやデビットカードに送金できるというもの。

 またGoogle Walletでショップのポイントカード機能なども内包し、対象となるカードのバーコードをスキャンまたはカード番号を入力することでGoogle Wallet内にポイントを貯めることができる。レンタカー会社やレストラン、ホテルなどが加盟しており、今後も加盟店舗を増やしていくという。チェックアウトなどの手続き、支払い、払い戻し、クーポン券の利用などもGoogle Wallet上で可能になった。また、これらの利用履歴をすべて確認することができる。

 Googleは今回のアップデートに伴い、24時間体制での不正利用の監視や、端末紛失時の遠隔ロック操作など、セキュリティについても強化しているという。ユーザーに対しては、セキュアなパスワードと二段階認証の設定を推奨している。

川崎 絵美