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パナソニックのスマート家電アプリ、外出先からエアコンONに対応

 パナソニックは、Android端末やiPhone向けにスマート家電向けアプリ「パナソニックスマートアプリ」の最新版を7月中旬にも公開する。これにより、対応するエアコンが外出先から電源ONできるようになる。

 「パナソニックスマートアプリ」は、ネット接続された対応家電製品と連携してさまざまな機能が利用できるスマートフォン向けアプリ。洗濯機やオーブンレンジ、冷蔵庫、炊飯器、体組成計、テレビ、デジタルカメラなどと連携し、スマートフォン側で設定したり、テレビに表示させたりといった利用が可能。

 エアコン向けにはこれまで、使い方の案内や運転状況の確認機能のほか、遠隔操作で電源オフできる機能が用意されていた。7月中旬より、外出先から電源ONする機能や温度設定機能、風量や風向を設定する機能などが追加される。既存のアプリを更新するだけで利用できるようになる。

 対応するエアコンは、2012年10月発売のXシリーズ、同年12月発売のUXシリーズ、2013年1月発売のSXシリーズおよびTシリーズとなる。スマートHEMSにも対応する。

 なお、外出先からエアコンの電源をONにする機能は、2012年10月の提供当初から用意される予定だったもの。しかし、経済産業省に電気用品安全法へ抵触する恐れがあると指摘され、エアコンの遠隔操作機能が一部制限された形でアプリが提供されていた。5月10日、電気用品の技術基準を定める省令解釈が一部改正された。これにより、遠隔操作でエアコンの電源がONできるようになった。

津田 啓夢