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au、ユーザー参加型スマホイベント「FULL CONTROL TOKYO」開催

au、ユーザー参加型スマホイベント「FULL CONTROL TOKYO」開催

きゃりーぱみゅぱみゅがバースデーライブで新曲も披露

 KDDIは29日、スマートフォンを使ったユーザー参加型のイベント「FULL CONTROL TOKYO」を開催した。会場は東京・港区の浄土宗大本山、増上寺の境内と本殿前。選ばれた1500名のユーザーが集まり、予め放映されていたテレビCM同様にタクシーや噴水をスマホで操作そうさできる体験スペースが用意されたほか、きゃりーぱみゅぱみゅのバースデーライブを本殿前で開催。ライブ中も、スマートフォンでステージや照明の操作に参加できる催しも実施された。

 「驚きを、常識に。」というコピーの下、“スマホでライブ会場をコントロールできる”と謳われたイベント「FULL CONTROL TOKYO」は、予めスマートフォン用のアプリ「ODOROKI」が配信されており、会場の体験スペースにあるQRコードを読み取れば、目の前にある噴水やタクシーのサスペンションをタッチ操作でコントールできるようになっていた。また、この体験スペースの設けられた増上寺の境内は東京タワーのすぐ近くに位置しているが、後述のライブが終わった後には東京タワーをライトアップしている照明も、スマホでさまざまな色に操作できるようになっていた。

会場は東京タワーに程近い増上寺
招待された1500人のユーザーが集合。夕方から1時間近くをかけて入場した
増上寺の境内や本殿前を使ったイベントの「FULL CONTROL TOKYO」。境内に入るとアプリも案内されていた
体験デモのひとつ、街灯をコントロール。スマホの操作で3つの街灯が点灯したり暗くなったりした
タクシーをコントロールするデモ
サスペンションが上下し、激しく傾いていた
噴水をコントロールするデモ。吹き上がる勢いや色も変化する
ライブ開始前の本殿前ステージ。季節柄気温は低いがよく晴れていた
日が暮れると会場はユーザーで混雑し始めた
ライブ開始直前になるとライトアップが消え、本殿にカウントダウンが

きゃりーぱみゅぱみゅが増上寺本殿前でバースデーライブを開催

 メインイベントとして開催されたのは、きゃりーぱみゅぱみゅの野外ライブ。増上寺の本殿前に特設ステージが設けられ、本殿を使ったプロジェクションマッピングも行われた。プロジェクションマッピングは巨大建築物の壁面などに映像を投射するもので、建築物の構造や凹凸を、投射する映像に予め反映させて作りこむのが特徴。これにより、増上寺の本殿は屋根にレースやリボンが描かれ、柱が縞模様になるなど、着せ替えさながらのド派手な演出でライブの背景を彩った。また、背景となっている東京タワーの照明も、ライブと連動する場面もあった。

 きゃりーぱみゅぱみゅはこの日20歳の誕生日。成人を祝う意味合いも込められた「ふりそでーしょん」のほか、新曲を含む6曲以上を披露、最後は「つけまつける」で締めくくった。幕間にはユーザー参加型イベントとして、会場に集まったユーザーがアプリを起動。スマートフォンを振るとエネルギーが溜まっていき、満タンになると会場や増上寺本殿のライトアップに加え、東京タワーのライトアップまで消えて、辺り一帯が暗闇に染まった。再びスマートフォンを振ってエネルギーを貯めると点灯し、文字通り「FULL CONTORL TOKYO」を実感できる瞬間になっていた。

 また、きゃりーぱみゅぱみゅの誕生日を記念したサプライズイベントとして、特別に用意されたアプリの画面(ケーキが描かれていた)に向かって、きゃりーぱみゅぱみゅがステージ上でフーっと息を吹きかけると、東京タワーのライトがフッと消えるという演出も。会場からは一斉に誕生日を祝う声も掛けられ、「嬉しくて言葉にできません」と応えるなど、特別なバースデーライブとなっていたようだ。

幕間のイベント

きゃりーぱみゅぱみゅ
スマートフォンを手に集まったファンに呼びかける
「FULL CONTROL TOKYO」のアプリ。イベントモードにするとカメラのフラッシュが点滅し、会場は瞬く光で一杯になった
アプリをイベントモードで振ると……
増上寺に投射されたメーターが上昇していき……
東京タワーも含めてライトが消灯。あたりは暗闇に包まれた
こちらはステージ上から会場のライトアップの色を操作できるというもの
黄色をタップするとステージの色が変化。東京タワーまで連動している

きゃりーぱみゅぱみゅのライブの模様

太田 亮三