ソフトバンクが「iPhone 5」向けテザリングを案内
ソフトバンクモバイルは、iPhone 5で利用できる「テザリングオプション」について、12月15日より提供するとあらためて発表した。MMSの拡充、緊急速報メールの全国対応も案内されている。
■テザリング
「テザリングオプション」は、iPhone 5をモバイルWi-Fiルーターのように利用できるサービス。当初はテザリング非対応だったが、au版の「iPhone 5」がテザリングに対応していたことなどを受け、発売直前に「2013年1月15日から開始」と発表。さらに10月に入って、サービス開始時期を12月15日に前倒ししていた。
発売当初に契約したユーザーにとっては「来年1月開始のサービス」とされていたこともあり、サービス開始を前に、あらためて案内したとのこと。利用料は月額525円だが、12月31日までに申し込むと、利用開始から2年間は無料で、3年目以降は有料になる。またテザリングオプションを申し込めば、月額5985円のパケット定額サービス「パケットし放題フラット for 4G LTE」の利用料は5460円(2年間)に値下げされる。
通信量制限も設定されており、月間の通信量が7GB(3年目以降は7.5GB)に達すると、通信速度が最大128kbpsに変更される。追加料金(2GBごとに2625円)支払えば、制御は解除される。また3日間の通信量が1GBを超える場合、速度制限が行われることがある。
■MMSの拡充
Eメールアドレス(@softbank.ne.jp)でやり取りするMMSの拡充も実施される。iPhone 5では、12月上旬より、最大2MBのMMSを送信できるようになる。また、12月3日からは、全てのiPhone(iOS 4.0以降)で最大2MBのMMSを受信できるようになる。
なお送信での拡充は、iPhone 5のみの対応となるが、その他のiPhoneでの対応時期は未定。
■iPhone 5、全国のLTEエリアで緊急速報メール
これまでLTEエリアでは、緊急速報メールを受信できなかった「iPhone 5」だが、11月30日までに、全国のLTEエリアで利用できるようになった。
緊急速報メールは、緊急地震速報や津波警報、国・自治体による災害・避難情報(土砂災害や噴火、弾道ミサイルなど)を配信するサービス。パケット通信ではなく、一斉同報用の技術で配信されるため、通信ネットワークが混雑していても、その影響を受けず、スピーディに配信される。
2012/11/30 17:53