エイベックスとソフトバンク、動画配信サービス「UULA」開始


エイベックスの松浦氏(左)とソフトバンクの孫氏(右)

 エイベックス・エンタテインメント(AEI)とソフトバンクは、2012年12月より、スマートフォン向けの動画配信サービス「UULA」(ウーラ)を提供すると発表した。

 「UULA」は、音楽を中心に、ミュージックビデオや音楽のライブ映像、映画やドラマ、アニメ、カラオケコンテンツなどの動画コンテンツを配信するサービス。利用料は月額490円。

 月額490円で、映像や音楽コンテンツが見放題のサービスとなる。サービス開始当初のコンテンツラインアップは約5万点。アプリを利用して視聴する。SoftBank 4G対応スマートフォンや3G対応のスマートフォンのほか、iPhoneやiPadもサポートする予定。また今後パソコン版も提供する計画。テレビ向けには、同日発表されたソフトバンクの「SMART TV」を利用して視聴する。

 ソフトバンクのキャリア決済に対応するほか、クレジットカード決済もサポートする。サービスの詳細については明らかにされておらず、現在検討中としている。

 AEIとソフトバンクは、合弁会社UULAを設立してサービスを提供していく。両社は8月にすでに合弁会社設立を発表しており、UULAはAEIの子会社となる。資本金は25億円、準備金は25億円。株主構成比は、AEI60%に対してソフトバンク40%。代表にはエイベックス・グループ・ホールディングスの代表取締役社長CEOの松浦勝人氏が就く。UULAという名前は、松浦氏の名前から命名されたという。

 なお、エイベックスグループは、NTTドコモと合弁会社「エイベックス通信放送」を設立して「BeeTV」や「VIDEOストア」といった動画サービスを展開している。会場の説明員によれば、「VIDEOストア」などの好調を受けて、ソフトバンク側ともジョイントベンチャーを設立したという。配信コンテンツは、VIDEOストアとは少し異なり、UULAの方が若干音楽寄りのサービスとして提供される予定だ。

 




(津田 啓夢)

2012/10/9 16:29