AXGPの基地局数、開設計画を半年以上前倒しで達成


 Wireless City Planningは、AXGP方式のネットワークの基地局数が今年度の開設計画を達成したと発表した。

 同社はAXGP方式のネットワーク事業を2011年11月より開始。総務大臣に認定を受けた開設計画では2012年度末時点で1万2693局としていたが、これを9月6日に突破したと発表した。半年以上前倒しでの達成となる。

 AXGPは、ウィルコムから継承した2.5GHz帯を利用するデータ通信サービスの規格で、下り最大110Mbps、上り最大15Mbpsの通信速度が特徴。国内で既に提供されているLTE方式とは異なる、もうひとつのLTE方式「TD-LTE」と高い互換性があるとしている。Wireless City Planning自体はエンドユーザー向けにサービスを提供しておらず、回線を卸す形。現在はソフトバンクモバイルがMVNOとして「SoftBank 4G」の名称でサービスを提供しており、モバイルWi-Fiルーターがラインナップされている。

 2012年8月末時点で、AXGPネットワークは422の市区町村で利用可能。2012年度末には、全国の政令指定都市について、人口カバー率を100%にする計画。

【訂正 2012/10/05】
 初出時、ニュースリリースの記載に従って「8月末時点で、AXGPネットワークが502の市区町村で利用可能」としていましたが、その後10月5日に「422の市区町村」に修正されたため、上記の記述も合わせて修正しています。

 




(太田 亮三)

2012/9/12 16:10