ドコモの米国子会社、現地ユーザー向けのカーナビサービス


 NTTドコモの米国子会社であるNTT DOCOMO USA(ドコモUSA)は、米国内で利用できるスマートフォン向けカーナビゲーションサービス「DOCOMO USA Navigator」を9月13日より提供する。同サービスでは、緊急時のロードサポートも利用できる。

 「DOCOMO USA Navigator」は、Androidスマートフォンで利用できるカーナビゲーションアプリ。また緊急ロードサポート(作業料は実費)もセットになっている。在米日本人向けサービス「DOCOMO USA Wireless」のAndroidスマートフォン(Nexus S、GALAXY Nexus)のユーザーが利用できる。ナビアプリは、パイオニア開発のエンジンを搭載し、地図データをダウンロードして利用できる。ロードサポートは、24時間対応で、日本語・英語の2カ国語をサポート。利用時には端末のGPS機能で現在地が通知される。

 外付けの方位・加速度センサーユニットと組み合わせて、走行状況のデータをサーバーに送信できる。法人ユーザーについては、このデータをもとに、TMM(Tokio Marine Management、東京海上日動の米国子会社)から安全運転診断・解析のコンサルティングを受けられる。

 利用料は月額12.99ドル(約1020円)。さらに作業料を含むプレミアムパッケージを追加契約(月額6.99ドル、約550円)することもできる。

 なお、ドコモUSAの携帯電話サービス「DOCOMO USA Wireless」は、在米ユーザー向けのサービスと位置づけられている。米国のソーシャルセキュリティナンバーは不要で、パスポート、クレジットカード(日本、米国どちらも対応)があれば利用でき、米国へよく渡航する日本在住のユーザーでも契約できる。

(関口 聖)

2012/9/7 12:59