岩手と東京の児童らがタブレット端末を介して絵画共同制作


 デジタルハリウッド大学とNTTドコモは、8月28日、岩手県大船渡市立綾里小学校の児童と、東京・秋葉原の小学生がデジタル技術を介して共同制作にチャレンジする絵画ワークショップ「未来を咲かせるプロジェクト」を実施する。現在、東京での参加児童を募集している。

 「未来を咲かせるプロジェクト」は、綾里小学校の3年生20名の児童と、秋葉原のデジタルハリウッド大学に集まった首都圏在住の子供たちの2カ所を繋ぎ、遠隔地の子供たちが互いに交流しながら、共同で「未来地図」を制作していこうというプロジェクト。デジタルハリウッドは昨年、東日本大震災で校舎の1階が流された綾里小学校において、国内外から花の絵画などを集めて校舎内に飾るプロジェクトを実施している。

 今回の「未来を咲かせるプロジェクト」では、デジタルハリウッド大学教授の南雲治嘉氏が綾里小学校でデジタル絵画教室のワークショップを開催。綾里小学校の児童らはNTTドコモのタブレット端末を使って綾里地区の未来地図を描いていき、東京の児童らは綾里小学校の児童らを応援する形で、同じくタブレット端末で絵を描いていく。共同制作により完成した未来地図は、創作絵画コンクール「ドコモ未来ミュージアム」に応募する。

 なお、東京会場となるデジタルハリウッド大学秋葉原メインキャンパスでは、8月28日に開催する参加者(幼稚園児・小学生と同伴する保護者)を募集している。12時~12時半に集合し、終了は16時半予定。参加費用は無料で、参加者には軽食が用意される。定員は先着順で30名、兄弟姉妹、友達同士での参加も可能。

 

(津田 啓夢)

2012/8/20 14:48