5月の国内出荷数、携帯は前年割れもPHSは好調


 電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は、国内主要メーカーが調査対象となる、2012年5月期の国内携帯電話・PHS出荷台数実績を発表した。

 国内の携帯・PHS出荷数は、155万6000台となった。これは前年同期と比べ72.6%と大幅な落ち込みで、6カ月ぶりの前年割れを記録した。両協会では、夏モデル発表直前の谷間の月であることが影響したと分析している。なお、総出荷台数のうち、60万3000台(全体の38.8%)がスマートフォンとなった。この台数は前年同期比98.9%で、こちらも前年割れとなっている。

 携帯電話の出荷数は141万3000台(前年同期比70.6%)で、こちらも6カ月ぶりの前年割れとなった。一方、PHSは14万3000台(前年同期比100.7%)となり、2カ月ぶりに前年を上回った。携帯電話の出荷が落ち込む一方で、PHSは好調を維持する格好となっている。




(関口 聖)

2012/7/10 14:38