iPhone版「レコチョク」、SME所属アーティストの楽曲も配信


 レコチョクは、iPhone向け音楽配信サービスを開始した。音楽再生には、専用の再生プレーヤー「レコチョク plus+」を利用する。アプリはApp Storeからダウンロードできる。

 レコチョクは、スマートフォン向けに音楽配信サイト「レコチョク」を立ち上げた。iPhoneおよびAndroidに対応したWebサービスで、サイトからダウンロード購入した楽曲は、レコチョクの会員サービス「クラブレコチョク」へ登録(無料)すると「レコチョク plus+」で再生できる。

 再生プレーヤー「レコチョク plus+」では、歌詞の自動表示機能やイコライザ設定機能、再生中の楽曲をソーシャルサービスに投稿できる機能などが用意される。音楽配信サービスはiPhoneとiTunesのような密な連携機能はなく、「レコチョク plus+」からサイトへの導線は用意されず、アプリから楽曲の購入もできない。ただし、携帯電話で過去に購入した着うたフルや着うたフルプラスなどの楽曲を再度無料でダウンロードできる「おあずかりサービス」に対応している。

 国内の主要なレコード会社が出資するレコチョクの配信楽曲は、国内最大級の100万曲をラインナップする。J-POPやK-POP、洋楽、ロック、HIP HOP、R&B、クラシック、Jazzなどジャンルは多岐に渡る。

 また、これまで「レコチョク」やレーベルゲートの「mora」など一部の音楽配信サービスでしか配信されていないソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)の楽曲も用意されている。SMEの楽曲はiTunesでは配信されておらず、同レーベル所属の西野カナやJUJUなどの楽曲がiPhone版「レコチョク」で利用できる。

 楽曲の価格は、シングル曲で1曲あたり52~420円で、アルバム単位では300~3900円となる。「待ちうた」「メロディコール」といった呼出音設定サービスは21~210円。クレジットカード決済に対応し、Android版はspモード決済やauかんたん決済をサポートする。


 

(津田 啓夢)

2012/7/2 12:11