ソフトバンクのシャープ製一部機種、規制時に着信できない不具合


 ソフトバンクモバイルは、通信規制を実施した際、シャープ製の一部機種において音声通話の着信やSMSの受信ができない不具合があるとして、6月13日以降、順次、ソフトウェア更新を提供する。

 花火大会など混雑するエリア、あるいは大規模災害時など、大量の通信トラフィックの発生が見込まれる場合、通信ネットワークの輻輳(通信が混み合い過ぎることで通信できなくなる状態)を防ぎ、自治体などの重要な回線を確保するために、通信規制が実施されることがある。今回明らかにされた事象は、そうした通信規制時において、一部機種への着信・SMS受信などができないことがあるというもの。通信規制中は、通常の通話は繋がりにくくなるが、110番や119番といった緊急通報の電話はできる。ただし、本事象の対象となる機種では、警察などへ電話をかけることはできても、折り返しの電話を受けられないことになる。

 ソフトバンクモバイルでは、6月13日より順次、対象機種に対するソフトウェア更新の提供を開始する。更新所要時間は最大20分。更新中、他の機能は利用できない。対象機種およびソフトウェア更新開始時期は以下の通り。

105SH(6月13日以降) 001SH(6月14日以降) 004SH(6月15日以降) 008SH(6月18日以降) 942SH(6月20日以降) 954SH(6月21日以降) 002SH(6月22日以降)

 

(関口 聖)

2012/6/6 10:57