ローランド、電子楽器とiPhoneを無線で連携できるシステム
ローランドは、電子楽器とiPhoneなどを無線で接続し、新しい形の音楽の演奏を楽しめるシステム「ローランド・ワイヤレス・コネクト」を5月24日より提供する。電子楽器に接続するワイヤレスUSBアダプターが5月24日に4200円で発売されるほか、無料のiOSアプリ2種類の配信が開始されている。
今回提供されるシステムは、対応する同社の電子楽器にワイヤレスUSBアダプター「WNA1100-RL」を装着し、iPhoneなどと無線で接続することにより、アプリと連携し演奏や演奏データをさまざまに活用できるというもの。専用アプリとして「Air Recorder」「V-Drums Friend Jam」の2種類がApp Storeにて配信されている。
「Air Recorder」は、電子楽器の演奏を録音できるアプリ。iPhoneなどに保存してある楽曲とセッション演奏して録音することができる。録音後のファイルはAudioCopyに対応し、音楽制作ソフトなどで利用できる。セッション中は楽器側から曲が再生され、スピードやピッチを変更可能。録音はデジタル録音のほか、iPhone内蔵マイクでの録音も可能になっている。
「V-Drums Friend Jam」は、Vドラムのユーザーのためのアプリで、パソコンで提供されているソフトのiOS版。自動的に配信されるドラム曲を、楽曲に合わせて演奏すると、採点され世界ランキングに参加できる。Twitterと連携し世界中のVドラムユーザーと競うことが可能になっている。
「ローランド・ワイヤレス・コネクト」に対応する電子楽器は、シンセサイザーの「JUNO-Di」「JUPITER-80」「JUPITER-50」「JUNO-Gi」「Lucina AX-09」、Vドラムの「TD-30」「TD-15」「TD-11」、Vアコーディオンの「FR-1X」「FR-1Xb」。
対応端末は、iPhone 4、4S、iPod touch(第4世代)、iPad 2、iPad(第3世代)。対応OSはiOS 5.1~。利用にはインターネット接続と無線LANアクセスポイントが必要になる。
「Air Recorder」(左)、「V-Drums Friend Jam」(右) |
2012/5/23 16:35