ドコモのNOTTV対応機種が拡大、テレビに映せるモデルも登場


「Optimus Vu L-06D」でNOTTVを視聴

 NTTドコモが発表した2012年夏モデルのスマートフォンのラインナップでは、モバキャスに対応し、「NOTTV」(ノッティーヴィー)が見られる端末が拡大された。また、一部モデルはMHLがサポートされており、HDMIケーブルを利用してテレビなど大画面で「NOTTV」を楽しむことも可能になっている。

 5月16日に発表された新モデルのうち、NOTTV対応としてアナウンスされているスマートフォンは、withシリーズの「MEDIAS X N-07D」、NEXTシリーズの「REGZA Phone T-02D」「Optimus Vu L-06D/L-06D JOJO(限定1万5000台)」「AQUOS PHONE sv SH-10D」の4機種。また、タブレットとして新たに「ELUGA Live P-08D」も対応する。これにより、すでに発表済みの「AQUOS PHONE SH-06D/SH-06D NERV」「MEDIAS TAB N-06D」の2機種と合わせて、ドコモのラインナップにおける対応機種は合計7機種になる。

対応機種発売時期
MEDIAS X N-07D6~7月
REGZA Phone T-02D7~8月
Optimus Vu L-06D7~8月
L-06D JOJO8月
AQUOS PHONE sv SH-10D8月
ELUGA Live P-08D8月
AQUOS PHONE SH-06D発売中
SH-06D NERV6月下旬
MEDIAS TAB N-06D発売中

 また、新モデルでは「REGZA Phone T-02D」「Optimus Vu L-06D/L-06D JOJO」「AQUOS PHONE sv SH-10D」の3機種が、MHLをサポート。MHLを利用すれば、NOTTVの映像もテレビなどの大画面で楽しめる。MHLは、microUSB端子を利用してHDMI出力を行う規格で、microUSBをHDMIに変換する別売りのアダプターが必要となる。

 16日に開催された発表会の展示会場では、このMHLを利用したテレビへの出力がデモンストレーションされていた。MHLは端末の画面に表示されている内容をそのままHDMIで出力するため、Twitterとの連動機能や番組情報などの画面もテレビに表示される。映像は、地デジ並みとはまではいかないものの、ワンセグとは比較にならない高画質な映像で、モバイルに加えて自宅での視聴スタイルも加わった格好だ。

 NOTTVはスマートフォン向け放送局。東名阪地域のほか福岡、広島、沖縄などで視聴できる。シフトタイム視聴では映像だけでなくデジタルコンテンツも利用できる。

 オリジナル番組のほか、BS・CSコンテンツ、再放送、ニュースなどが用意されており、オリジナル番組では帯番組の「AKB48のあんた、誰?」や、お笑い、生放送の情報番組などがラインナップされている。

 NOTTVのサービス利用料は月額420円(税込)。初回申込後30日間は無料のお試し期間となっている。


16日のNTTドコモの発表会ではテレビに表示するデモが披露されたNOTTV対応端末のラインナップ。夏モデルでは5機種が追加され、合計7機種に
MHL対応モデルではHDMIで映像を出力可能。NOTTV対応なら、NOTTVの映像も出力できるMHLで出力するデモ。別売りのMHLアダプターを利用する
2012年夏モデルで追加されたNOTTV対応端末は5機種こちらは発表済みのNOTTV対応端末。「SH-06D NERV」は未発売
MHLによる出力は画面の表示がそのまま出力される。写真はNOTTVの視聴中に詳細情報を表示したところこちらはNOTTV視聴中にTwitterを表示したところ
「REGZA Phone T-02D」とNOTTVアプリ「ELUGA Live P-08D」はNOTTVアプリもタブレット用。MHLには対応していない

※開発中のため、各機種の仕様は変更される可能性がある

 




(太田 亮三)

2012/5/16 22:36