auの「iPhone 4S」、iMessageやFaceTimeに対応


 KDDIは、アップル製「iPhone 4S」で、新たにメッセージングサービスの「iMessage」やテレビ電話機能「FaceTime」が利用できるようになったと発表した。OSのバージョンを最新版の「iOS 5.1」にすれば利用できるようになる。また、国際ローミング利用時に、現地事業者を手動で選択できるようになる。

 昨年10月、auから発売された「iPhone 4S」では、アップルが提供するインスタントメッセージングサービス「iMessage」とテレビ電話サービス「FaceTime」が当初から利用できなかった。また海外渡航で、現地に持ち込んだ「iPhone 4S」を利用する国際ローミングの利用時で、現地の事業者を手動で選択できず、「海外ダブル定額」の対象外キャリアに接続してしまい、高額請求になりかねない状況だった。

 今回、iOS 5.1の提供にあわせ、これまで利用できなかったiMessage、FaceTimeに対応し、国際ローミング利用時に事業者を選択できるようになった。ただし、アプリなどでの通信中に電話がかかってきた場合など、通信・通話の同時利用はCDMA方式の特性上、ソフトウェア更新では解消できず、今回のバージョンアップを含め、今後も利用できない。

 なお、iOSのバージョンアップを行うと、SMS(i)でEメールの着信通知を受信している場合、更新後は通知が表示されなくなるため、手動で新着メールを取得するなどの操作が必要になる。なお、3月13日からはEメールのリアルタイム受信が可能になる。




(関口 聖)

2012/3/8 16:41