米グーグル、コンテンツの総合サービス「Google Play」


 米グーグルは、楽曲配信や電子書籍、スマートフォンのアプリなどを総合的に扱う新サービス「Google Play」の提供を開始した。Android MarketやGoogle Musicといった既存サービスは名称を変え、Google Playの一部として提供される。

 「Google Play」は、クラウドベースのコンテンツ配信・管理サービス。グーグルでは、楽曲や映画、書籍、スマートフォン/タブレットのアプリをクラウドで管理、利用できるとして、「もうコンテンツを失ったり、いちいちスマートフォンやタブレットへコンテンツを移動させる、といった心配するを必要はない」としている。

 主に米国で提供されてきたGoogle MusicやGoogle eBookstoreのほか、Android MarketもGoogle Playとして今後提供され、2万以上の無料楽曲、数百万曲の有料曲、45万以上のアプリが利用できるほか、HD画質の新作を含む映画コンテンツのレンタルなども利用できる。ただし地域によって利用できるサービスは異なり、日本では映画やアプリに関するサービスが利用でき、楽曲や電子書籍は非対応となる。

 米国では1週間にわたって、楽曲や書籍、映画レンタルを割引するキャンペーンが実施される。日本でも7日時点でアプリのセールが行われている。

(関口 聖)

2012/3/7 11:46