米Isisのモバイル決済、Barclaycardなどが参加


 米国の大手携帯電話事業者が設立した米Isisは、同社が進めるモバイル向け決済サービスにクレジットカード事業を展開する米国のChase(チェース)やCapital One(キャピタルワン)、Barclaycard(バークレイカード)が参画すると発表した。

 Isisは、2010年11月にAT&T Mobility、T-Mobile USA、Verizon Wirelessによって設立された合弁企業。米国においてNFC(Near Field Communication)技術によるモバイル決済サービスを提供すべく、準備を進めている。2011年7月には、クレジット決済ブランド大手のVisa(ビザ)、MasterCard(マスターカード)、Discover(ディスカバー)、American Express(アメリカン・エキスプレス)との提携が発表されていたが、今回、Chase、Capital One、Barclaycardの3社も参画することになった。これにより新たに参加した企業のクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードがIsisのモバイル決済で利用できるようになる。

 サービス自体は、2012年なかばを目処に、ソルトレイクシティ、オースティンの対応店舗で利用できるようになり、その後米国全体で展開する予定。

 米国ではグーグルがNFC利用の決済サービス「Google Wallet」を提供している。




(関口 聖)

2012/2/27 19:40