GfK、2011年のスマホやタブレットの販売動向レポート


 ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfK)は、2011年の家電およびIT市場の販売動向を発表した。この中で携帯電話などの販売動向などもまとめられている。

 携帯電話の販売動向は、数量ベースで前年比6%増の3739万台、2年連続のプラス成長となった。スマートフォンは前年比140%増の1641万台で、数量構成比は2010年の24%増となる44%にまで上昇した。

 フィーチャーフォンについては、前年比26%減の2097万台。GfKでは、スマートフォンへの移行が進んだ理由として、ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信への対応が進んだ点を指摘している。こうした機能を搭載したモデルは、第3四半期にスマートフォン販売の半数に達したという。

 このほか、タブレット端末の販売動向は、数量ベースで前年比160%増の138万台となった。震災により一時的に落ち込んだが、iPad 2が全モデルを上回る勢いで販売を続けたことや、夏以降、Androidタブレットが市場を押し上げたことを好調な理由としている。

 

(津田 啓夢)

2012/2/15 17:56