auの「安心セキュリティパック」、不正アプリ検索に不具合


 KDDIは、auのスマートフォン向けに提供する「安心セキュリティパック」の一部機能が提供当初より正常に動作していなかったことを明らかにした。

 「安心セキュリティパック」は、リモートロック機能や位置検索、ウイルス対策などをまとめたスマートフォン向けサービス。昨年11月18日から提供されているサービスだが、各種機能のうち、「ウイルスバスターモバイル for au」の不正アプリ検索の「リアルタイム検索」機能において、最新判定情報を読み込めていなかった。ただし、アプリ、あるいは端末を再起動すると、その時点での最新の判定情報を読み込む。

 改善方法として、auでは、「ウイルスバスターモバイル for au」を最新版に更新するよう案内している。アプリはトレンドマイクロのサイトから入手するため、Androidスマートフォンの「設定」→「アプリケーション」で「提供元不明のアプリ」にチェックを入れる必要がある。その後、サイトにアクセスし、最新版「バージョン2.0.0.1069」をダウンロードすると、通知バーの「TmmsSuiteConsumer_au.apk」をタップすると、アプリの更新画面が表示され、インストールする。インストール後は「提供元不明のアプリ」のチェックを外す。

 「安心セキュリティパック」は2月末まで無料で提供されている。KDDIでは、ユーザーへ個別に連絡してアプリを最新版に更新するよう案内していく。また「安心セキュリティパック」の利用には事前の申し込みが必要で、今後利用するユーザーにも窓口で更新の案内を行う。

 「ウイルスバスター」の開発元であるトレンドマイクロでも、自社製品「ウイルスバスター for Android」で同様の症状が発生することを明らかにしており、更新手順などをWebサイト上で案内している。




(関口 聖)

2012/2/6 11:48