ドコモ、東京都内で25日朝から通信障害


 NTTドコモは、1月25日午前8時26分頃から、東京都の23区内の一部でFOMAのサービスが利用しづらくなっていることを明らかにした。現在、復旧作業が行われている。

 通信障害は、FOMAの音声通話、パケット通信サービスが利用しづらくなっているというもの。影響を受けると想定される地域は、東京都の葛飾区、江戸川区、江東区、港区、新宿区、千代田区、中央区、品川区、文京区、墨田区、大田区、目黒区、渋谷区、世田谷区。

 影響を受ける人数は調査中。FOMA以外で同様の通信障害が発生しているかどうかも調査中としている。

 原因も調査中だが、現時点で、「通信設備の利用が増加し、つながりにくい状態」と案内されている。1月25日11時40分時点で、ユーザーからの申告数は147件。

【追記】2012/01/25 15:03
 NTTドコモは、1月25日13時8分に通信障害から復旧したと発表した。影響を受けたユーザー数は約252万人。14時時点で、ユーザーからの申告数は228件。

 原因は調査中だが、原因の一部はパケット交換機の故障としている。また、25日午前にはJR山手線など都内の複数の鉄道路線で運行に遅延が発生しており、パケット交換機の故障とトラフィックの増加による影響で通信規制が実施されたため、通信障害が拡大したものと見られる。

 鉄道の運行遅延によるトラフィックの増加と、パケット交換機の故障の因果関係は現在調査中。また、本来であればパケット交換機の影響を受けない音声通話が利用しづらかった原因についても調査中としている。

 

(太田 亮三)

2012/1/25 12:07