先端研とソフトバンク、携帯活用の障害児学習支援プロジェクト


 東京大学先端科学技術研究センター(先端研)とソフトバンクモバイル、エデュアスは、1月21日より、携帯情報端末を使って障害児の学習・生活支援を行う研究プロジェクト「魔法のじゅうたんプロジェクト」を実施する。これに伴い、協力できる特別支援学校を募集する。

 「魔法のじゅうたんプロジェクト」は、障害児の学習支援策として、協力校に一定期間スマートフォンやタブレット端末を無償で貸し出し、教育現場での活用事例を研究・公開していくというもの。協力校の募集期間は1月21日~2月3日。端末の貸出期間は2012年4月~2013年3月末となる。

 先端研とソフトバンクグループでは、障害児のモバイルを活用した学習支援策として、これまでに「あきちゃんの魔法のポケットプロジェクト」「魔法のふでばこプロジェクト」などを展開してきた。今回の「魔法のじゅうたんプロジェクト」は、これをさらに発展させたもので、携帯情報端末を校内で利用するだけでなく、活用の場を校外にも拡大し、家族とのコミュニケーションなどでの利用を想定しているという。

 




(津田 啓夢)

2012/1/20 15:58