厚さ8.9mmの防水スマートフォン「AQUOS PHONE IS13SH」


 「AQUOS PHONE IS13SH」は、Androidスマートフォン「IS03」の後継モデルにあたるシャープ製スマートフォン。Android 2.3.5を搭載。11月中旬以降に発売される予定。新規契約時の実質販売価格は、毎月割適用時で3万円台となる見込み。

 20~30代前半の女性層をターゲットにしたモデルで、ラウンド型のフォルムにIPX5/7相当の防水性能を実現する。フィーチャーフォンからスマートフォンへ乗り換えやすいモデルとして位置付けられていて、ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信などもサポートしている。消費電力を抑えられる「エコ技」機能などが搭載される。

 ディスプレイは約4.2インチ、960×540ドットのNewモバイルASV液晶を搭載する。「IS03」と同様に、メインディスプレイ下部には2.1インチ、56×304ドットのメモリ液晶も搭載する。メモリ液晶もタッチパネルとなっていて、使用中はメモリ液晶にメニューキー・ホームキー・バックキーが表示され、それらをタップすることで操作できる。画面スリープ中、メモリ液晶には時計や各種通知が常時表示される。このメモリ液晶に表示されるデータは、あらかじめ搭載されている内容に限られているが、IS03に搭載されていたものに比べると機能面で強化され、たとえばメール受信時には、通知に送信者名を表示することなどが可能になった。どちらの液晶も3D表示には対応しない。

 auの各種サービスに対応しているが、「ezweb.ne.jp」のメールは、今シーズンのauスマートフォンが共通で搭載しているメールアプリではなく、IS03と同様、シャープ製の独自アプリで対応している。ただし緊急地震速報については、共通アプリを利用する。このほか、従来のシャープ製Android端末に搭載されていた「Smart Familink」や「ピクチャー」、「読取カメラ」などのアプリを搭載している。標準ではau共通のOcean Observationsによるホーム画面が設定されているが、「ホーム切替」というアプリにより、シャープ独自のホーム画面にも切り替えられる。

 独自の省電力アプリ「エコ技」は、通信機能や画面オフ時の動作、スクロール時の最大速度などの設定を調整できる。特定のバッテリー残量になったときに設定を変更したり、特定の時間帯だけ設定を変更する、といったことも可能。起動中に最大で25%程度、画面オフ時には最大40%の省電力効果があるという(いずれも暫定値)。

 オートフォーカス付きの約804万画素のCMOSカメラを搭載する。最大32GBのmicroSDHCカードをサポートする。

 CPUは1.4GHz駆動のクアルコム製「MSM8655」(Snapdragon)を採用する。ストレージ容量は未定。通信はCDMA方式に対応し、WiMAXには非対応、テザリングも利用できない。海外ローミングはグローバルパスポートCDMAに対応。ワンセグやおサイフケータイ、赤外線、Bluetooth 3.0、Wi-Fi、DLNA、緊急地震速報などに対応。HDMI端子はない。充電はmicroUSBケーブル経由で、卓上ホルダには非対応。

 大きさは約65×132×8.9mm(検討中)で、重さは131g(検討中)。バッテリー容量は1460mAhで、連続通話時間は約560分、待受時間は約400時間(検討中)。ボディカラーは、エアリーピンク、シャドーブラック。

AIRY PINKSHADOW BLACK

 




(白根 雅彦/津田 啓夢)

2011/9/26 10:00