NFC利用の決済サービス「Google Wallet」、米Sprintで開始
グーグルは、非接触IC搭載の携帯電話で利用できるサービス「Google Wallet(グーグル ウォレット)」の提供を開始した。米国の携帯電話事業者、Sprint向けのサービスとして提供される。
「Google Wallet」は、携帯電話内蔵のICチップに、クレジットカード情報や店舗などの会員証などを格納して、店頭のリーダーライターにかざして決済などが利用できるサービス。携帯電話とリーダーライターの間は、近距離無線通信規格の「NFC(Near Field Communication)」が用いられている。米国版の“おサイフケータイ“と呼べるもので、グーグルでは、金融機関のCiti、クレジットカードのMasterCard、電子決済サービスのFirst Data、通信事業者のSprintと協力し、発表から約4カ月を経た今回、正式サービスの提供が開始された。
当初の予定通り、Citiの「Citi MasterCard」、グーグルの「Google Prepaid Card」が利用できる。このうち、「Google Prepaid Card」については、今年末までに利用を開始したユーザーに10ドル分(約765円)が特典として提供される。
今回の発表にあわせ、新たにVisa、Discover、American ExpressのNFC向け決済サービスが、Google Walletの将来のバージョンで対応することも明らかにされている。
2011/9/20 15:30