文字認識技術を活用したAndroid向け外国語料理メニュー翻訳アプリ
NTTドコモは、新開発の文字認識技術を活用し、外国語の料理メニューを順次に日本語に翻訳するAndroidアプリの配信を開始した。無料のトライアル版としてAndroidマーケットからダウンロードできる。
「料理メニュー翻訳(おためし)」は、英語・中国語・韓国語で書かれた料理メニューに、対応スマートフォンのカメラをかざすことで、瞬時に日本語に翻訳したメニューを表示するAndroidアプリ。約0.2秒で最適な料理名の日本語訳を表示する。
辞書データは1万語を収録している。読み取ったデータはそのままサイト検索できるほか、日本語のメニューの外国語訳を表示させることも可能だ。
ドコモによれば、カメラを利用した光学式の文字認識処理では、取り込んだ文字が一部認識できない場合や、言葉として認識できないことがあるという。新開発の技術は、取り込んで文字候補群から、不要な部分を除外しながら正しい言葉の候補を辞書データから抽出していく。読み取った文字候補群と辞書データを高速検索できる構造とし、双方を照合させながらもっとも確からしい単語を検出する技術により実現している。
なお、今回の文字認識技術は、料理メニュー翻訳以外への展開していく。辞書データは、現行の1万語から100万語に大規模化した場合でも高速な文字認識をを実現するとしている。
アプリは、Android 2.1以上のスマートフォンに対応する。ただし、今回のアプリはトライアル版となるため、利用期間は2011年9月16日~2012年1月16日となる。提供期間内でも1000分間利用するとアプリが使えなくなる。再度ダウンロードすることで利用できる。
2011/9/16 18:29