ドコモ、iコンシェルで海外渡航先の情報を配信


 NTTドコモは、iコンシェルにおいて、9月16日より海外の渡航先に応じた情報を配信するサービスを開始する。iコンシェル(月額210円)を契約しているユーザーは、「海外利用設定」を変更すれば申込不要で利用できる。

 今回提供されるサービスは、渡航先の国や地域に合わせた情報をiコンシェルで配信するというもの。配信のタイミングは国際ローミング開始時と、翌日以降は午前中に1回。アメリカなど、同一国内に時差がある場合や、サマータイムを導入している国では、午後になる場合がある。緊急情報を除くすべてのコンテンツは、1日につき1回で配信され、パケット通信料は1回で50~100円程度になる見込み。

 配信されるコンテンツは、海外天気予報、為替情報、海外新着情報、ドコモ海外便利情報など。いずれも滞在する国・地域に関連したものが配信される。サービス開始当初は、日本からの渡航が多い、アメリカ(本土・アラスカ・ハワイ)、カナダ、グアム、サイパン、韓国、台湾、中国、香港、インドネシア、タイ、シンガポール、フィリピン、ベトナム、マレーシア、オーストラリア、イギリス、イタリア、ドイツ、フランスの、20の国と地域が対応する。

 また、緊急情報として「外務省緊急情報」が用意されており、滞在する国や地域で事件や災害などが発生した場合に、外務省から情報が提供され次第、随時配信される。こちらはパケット通信が可能なすべての国と地域が対象で、9月15日時点で188の国と地域が対応する。

 利用にあたっては、iコンシェルの「設定」にある「海外利用設定」の項目で、「海外インフォメーションのみ受信」もしくは「海外/国内インフォメーションともに受信」を選択する。

 iコンシェルではこれまで、日本国内向けに配信している情報を海外でも受信できたが、海外の渡航先に合わせた情報を配信するのは今回が初めてとなる。

海外天気予報
ドコモ海外便利情報
外務省緊急情報

 




(太田 亮三)

2011/9/15 17:10