電子書籍ストア「BookLive!」、Windows Phoneで初の電子書籍サービス開始


Windows Phone版アプリ「BookLive!Reader」の画面

 株式会社BookLiveは、電子書籍ストア「BookLive!」のWindows Phone向けサービスを開始した。Windows Phone 7.5に対応する電子書籍ストアは国内で初。Windows Phone Marketplaceで提供されている無料の専用アプリ「BookLive!Reader」をダウンロードすることで利用できる。対応機種はauのWindows Phone IS12T。

 Windows Phone版アプリでは、インターフェイスをWindows Phoneの標準インターフェイスのルールに沿った形で設計。My本棚のデザインをIS12T本体で採用されている「メトロ・デザイン」仕様に合わせて変更したほか、「おすすめ」「ランキング」「ジャンル」などのカテゴリについても、Windows Phoneの仕様に合わせて横スクロールでページ毎に表示する方式を採用するなど、Windows Phone OSと違和感のない操作性を目指したという。

 電子書籍ストア「BookLive!」は、2月にサービスを開始したマルチデバイス対応のクラウド型電子書籍サービス。決済は都度決済と、プリペイドのポイント購入による。支払いはクレジットカードとWebMoneyおよびBitcashに対応。今後キャリア課金や月額課金にも対応を予定する。

 対応端末は、Windows XP以降のWindowsパソコンと、Android 2.1以降のAndroid OS搭載スマートフォン。今年秋ごろにはiOSにも対応する予定。利用可能端末数は3台まで。電子書籍のフォーマットは.book、XMDF、SPINMEDIAに対応。今後EPUBおよびPDFに対応する予定だ。

 なお、今回提供されるWindows Phone版では、電子書籍のフォーマットはコミックや雑誌コンテンツで利用されることの多い.bookのみに対応しており、XMDFなどその他のフォーマットには順次対応していくという。

 株式会社BookLiveは、トッパングループで電子書籍配信プラットフォームと電子書籍ストア事業を専門に手掛ける専門会社として今年1月28日に設立された、ビットウェイの100%子会社。





(工藤 ひろえ)

2011/9/27 18:15