クアルコムらの医療支援プロジェクト、血圧計提供し3G活用


 クアルコムとMedical Platform Asiaは、3Gの無線接続と対応機器を活用した「ワイヤレス在宅健康管理」プロジェクトの第二弾として、静岡メディカルアライアンスと提携して南伊豆の共立湊病院の患者200名に3G無線機器と家庭用血圧管理機器を提供する。

 「ワイヤレス在宅健康管理」プロジェクトは、過疎地域など十分な医療を受けにくい地域に対して、情報通信技術を活用して、医療問題を改善していこうとする取り組み。今回、共立湊病院の患者200名に対して、3Gの通信機器と家庭用の血圧計が提供された。

 これによって自宅で血圧を測定して記録できるようになり、血圧値を病院に行かずに医師に送信できるようになる。病院側にとっても、情報の把握と共有が自動化され、医師がより多くの患者に時間を割けるとしている。

 

(津田 啓夢)

2011/9/12 17:18