ドコモのメールサーバー設定に誤り、一部の通信料を返還


 NTTドコモは、メールサーバーの設定に誤りがあり、一部のドメインに対しメールが送信できない事象が発生していたことを明らかにした。該当するメールの送信やエラーメールの受信にかかったパケット通信料は返還される。

 明らかにされた事象は、iモードメールおよびspモードメールでメールを送信する際、「jp-*.ne.jp」(*は任意の文字)に対してメールが送信できなかったというもの。事象が発生していた期間は2009年11月18日~2011年7月1日で、原因はメールサーバーの設定の誤りによる。なお、上記の「*」の部分が旧J-フォンのドメインにあたる、d、h、t、k、r、s、n、q、cの場合は、問題の事象の対象外。

 ドコモでは、利用記録を保持している2011年4月1日~7月1日の期間については、2011年9月の請求分(8月利用分)から差し引く形で該当ユーザーに返還する。返還対象人数は447名で、返還されるパケット通信料相当額の合計は8010円。

 利用記録を保持していない2009年11月18日~2011年3月31日の期間については、ユーザーからの申告を受け付ける。申告があった場合、ユーザーの契約状況、利用状況を確認し、事象の対象と確認できた場合はメール送信にかかったパケット通信料相当額が返還される。

【お詫びと訂正 2011/09/02 20:01】
 初出時、「旧J-フォンの一部ドメインに対しメールが送信できない事象が発生していた」「旧J-フォンのドメインのうち『jp-*.ne.jp』(*は任意の文字)に対してメールが送信できなかった」などと記載していましたが、旧J-フォンのドメインはすべて事象の対象外で、送信できていたことが確認されました。お詫びして訂正いたします。なお、送信できなかったドメインは、例えば「jp-○○○.ne.jp」(○○○は任意の文字)などの、旧J-フォンとは関係のないドメインです。

 

(太田 亮三)

2011/9/2 17:42